いろいろな試算を少し本格的にやってみる。

気の向くまま、いろいろな試算をします。(ゆる~くではなくなってきたのでタイトルを変えました) 基本的にスポーツは何でも見ます。競技によっては人並み以上に知識もあります。 少しでも需要があればいいかなと思いますので、批判も含めたご意見・ご感想をお待ちしています。

2018GPシリーズ 女子シングルファイナル進出争い(5戦目終了時)

こんばんは、ch191です。

今回は残り1戦となったGPシリーズ女子シングルのGPファイナル進出争いを占っていきたいと思います。

開催ギリギリのタイミングになったことをお詫びいたします。

 

まずは現時点でのポイント表です。

f:id:ch191:20181123175612p:plain

宮原、トゥクタミシェワに加え、ザギトワがファイナル進出を決め、残る枠は3つ。

 

ではまず、現在自力進出を決められる選手の条件についてです。

 

紀平⇒4位以上

コンスタンティノワ⇒2位以上

メドベデワ、三原、テネル、パガニーニ⇒優勝

 

初戦2位だった山下が7位、初戦3位だったサモドゥロワが2位になったことで、1位4位の組み合わせでの24ポイントの選手は通過が確定となったため、紀平の自力条件は4位以上に、また初戦4位だった三原、テネル、パガニーニも優勝で自力通過の目が出ました。

 

では他力条件に移りますが、すでに24ポイント以上が5人いますので、22ポイント以下になるとほぼ可能性はないと言えます。

したがって、コンスタンティノワとメドベデワが24ポイントになるときのみを考えます。

 

①コンスタンティノワが3位の場合(計24ポイント)

坂本、サモドゥロワと同条件となるため、スコアも重要となります。

 

紀平⇒4位以上

メドベデワ⇒2位以上

三原⇒優勝

テネル⇒優勝

パガニーニ⇒優勝

 

以上の条件のうち

2人を上回れる213.76以上⇒2つ以下

サモドゥロワだけ上回る199.14以上213.75以下⇒1つ以下

2人とも上回れない199.13以下⇒すべて不成立でファイナル進出となります。

下3つが厳しく、紀平の条件はほぼ成立すると考えると、199.14が最低ラインで、メドベデワに勝てるかどうかが焦点となりそうです。

 

②メドベデワが2位の場合(計24ポイント)

これも坂本、サモドゥロワと同条件となるため、スコアも重要となります。

ただし、コンスタンティノワと違い、213.42以上を出せば自力でファイナルが確定します。

 

紀平⇒4位以上

コンスタンティノワ⇒優勝

三原⇒優勝

テネル⇒優勝

パガニーニ⇒優勝

 

以上の条件のうち

サモドゥロワだけ上回る198.80以上213.41以下⇒1つ以下

2人とも上回れない198.79.以下⇒すべて不成立でファイナル進出となります。

つまり、198.80以上を出し、下4人以外が優勝すればいいというわけです。

 

あとは坂本の条件ですが、以下の条件のうち成立が2つ以下です。

 

紀平⇒4位以上

コンスタンティノワ⇒3位213.76以上

メドベデワ⇒2位213.42以上

三原⇒優勝

テネル⇒優勝

パガニーニ⇒優勝

 

可能性は90%以上と言えます。

コンスタンティノワとメドベデワはスコアの条件がかなり厳しいからです。

実質メドベデワ、三原、テネル、パガニーニのいずれかが優勝し、コンスタンティノワが2位に入り、紀平が4位以上になるパターン以外は大丈夫です。

 

誰がファイナルに進出するかはまだ分かりませんが、かなりの確率で日本勢3人、ロシア勢3人という構成になることが予想されます。

個人的には、残り3人は紀平、メドベデワ、坂本になるかなと思っています。

全てが決まるフランス大会、もう間もなく開幕です!

2018GPシリーズ 女子シングルファイナル進出争い(4戦目終了時)

こんにちは、そしてお久しぶりです、ch191です。

今回は残り2戦となったGPシリーズ女子シングルのGPファイナル進出争いを占っていきたいと思います。

 

まずは現時点でのポイント表です。

f:id:ch191:20181115142642p:plain

宮原、トゥクタミシェワの2人がファイナル進出を決めており、残る枠は4つ。

現在3位につける坂本が基準となりそうです。

 

ではまず、現在自力進出を決められる選手の条件についてです。

 

紀平、ザギトワ⇒3位以上

山下、コンスタンティノワ、サモドゥロワ、メドベデワ⇒優勝

 

ただし、山下とコンスタンティノワは2位でも確定的です。

(ダメなのはサモドゥロワ優勝、ザギトワ3位、メドベデワ優勝、紀平3位の場合のみ)

 

では他力条件に移ります。

①紀平が4位の場合(計24ポイント)

最高順位が上なので、坂本は上回ります。

よって、以下の条件のうち、成立が3つ以下ならファイナルです。

 

ザギトワ⇒3位以上、または4位で紀平の合計スコアを上回る

山下⇒2位以上

コンスタンティノワ⇒2位以上

サモドゥロワ⇒優勝

メドベデワ⇒優勝

三原⇒優勝で紀平の合計スコアを上回る

テネル⇒優勝で紀平の合計スコアを上回る

白岩⇒優勝で紀平の合計スコアを上回る

 

多そうに見えますが、同時に成立するのは最大でも4つしかないので、4位でも確定的と言えます。

ザギトワも、紀平のところをザギトワに変えると同じことが言えますので、この2人は堅そうです。

ただ、5位以下になるとさすがに厳しくなります。

 

②山下が3位の場合(計24ポイント)

坂本と同条件となるため、スコアも重要となります。

208.27以上なら以下の条件のうち成立が3つ以下、208.26以下なら2つ以下でファイナルです。

 

紀平⇒4位以上

ザギトワ⇒4位以上

コンスタンティノワ⇒2位以上 または 3位で山下の合計スコアを上回る

サモドゥロワ⇒優勝 または 2位で山下の合計スコアを上回る

メドベデワ⇒優勝 または 2位で山下の合計スコアを上回る

三原⇒優勝

テネル⇒優勝

白岩⇒優勝

 

コンスタンティノワ以下の条件はかなりきついので、208.27を上回れば濃厚、下回れば厳しいという見方が正しそうです。

コンスタンティノワの条件は、山下のところをコンスタンティノワに変えた上で、213.76が必要です。

表彰台が最低条件と考えて良さそうです。

 

③サモドゥロワが2位の場合(計24ポイント)

これも坂本と同条件で、坂本を上回るためには212.63が必要。

上記の山下の条件とほぼ変わらないと見て良さそうです。

メドベデワも213.42が必要で、ほとんど変わりません。

 

そして、三原、テネル、白岩の3人は優勝ならかなりの確率でファイナルに行けます。

(ダメなのは山下2位、ザギトワ3or4位、コンスタンティノワ2位、紀平3or4位の場合のみ)

 

あとは坂本の条件ですが、以下の条件のうち成立が3つ以下です。

 

紀平⇒4位以上

ザギトワ⇒4位以上

山下⇒3位208.27以上

コンスタンティノワ⇒3位213.76以上

サモドゥロワ⇒2位212.63以上

メドベデワ⇒2位213.42以上

三原⇒優勝

テネル⇒優勝

白岩⇒優勝

 

微妙と言えば微妙です。

ただ、ファイナル条件に絡まない選手の中にもツルスカヤ、トゥルシンバエワ、ソツコワ、チェン、ゴールドなど実力者がいますので、意外といける気もしています。

 

ということで、残り4枠を実質10人が争う構図となっているファイナル進出争い。

5戦目終了時にどのようになるのか、また改めて条件を整理してみたいと思います!

2018FIFAW杯ロシア ポーランド戦の終盤の戦い方について(私見)

サッカーの話題をブログで書くのは初めてだと思います。

今回書くことはあくまで私見であることを踏まえて御覧いただければと思います。

また、サッカーが「プロスポーツ」であるという観点から、ポーランド戦の終盤の戦い方ついて書いていきたいと思います。

 

皆さんご存じのとおり、日本代表は1勝1敗1引き分けの勝ち点4で、勝ち点6のコロンビアに次ぐグループ2位となり、決勝トーナメント進出を果たしました。

しかし、グループステージ最終戦ポーランド戦の終盤の戦い方は賛否両論を呼ぶものとなりました。

0-1で負けているにもかかわらず、ディフェンスラインでのセーフティーなパス回しに終始し、そのまま試合終了を迎えたのです。

 

この試合が始まる前、2敗のポーランドを除く、日本、セネガル、コロンビアの3か国に決勝トーナメント進出の可能性がありました。

日本は引き分け以上で自力での突破を決められるのですが、敗れた場合はもう1試合のセネガルvsコロンビアの結果次第。

日本が後半14分、ポーランドに先制を許した時点ではセネガルvsコロンビアは0-0で、このままでは日本は敗退するという窮地に追い込まれました。

しかし、後半29分にコロンビアが先制ゴールを上げて1-0、フェアプレーポイントの差で日本がセネガルの上になり、このままなら2位突破という状況に。

そして、先述の通りの戦い方でそのままタイムアップの笛を聞いたのです。

 

賛成派は、決勝トーナメント進出のためには仕方がなかった、戦い方うんぬんを言っていられる場合ではなかったなど、否定派は、フェアプレーポイントは上だけど最後のはフェアプレーではなかった、戦い方が汚い、セネガルが追いついていたらシャレにならなかったなど。

客観的に見ると、賛成派の方が現役選手や解説者、あるいは識者と呼ばれる人たちが多いように見えます。

それはやはり、サッカーが「プロスポーツ」であることが大いに関係しているように思うのです。

 

私も賛成派です。

プロスポーツである以上は、「結果」がすべてです。

時には目的のためには手段を選ばないということも必要になってきます。(もちろん、それはスポーツマンシップにのっとったプレーをした上で、でなければなりませんが)

今回の試合の最大の目的は決勝トーナメントに進出すること、そしてその結果が得られたわけですから、非難される筋合いは一つもないのです。

さらに言えば、日本は強豪国ではありません。

どこと当たっても、相手国はほぼ格上。

その状況下で、「きれいな」戦い方で勝ち上がれる保証がどこにあるのでしょうか。

きれいな戦い方をして、0-2にでもなっていれば、敗退していたわけです。

そうなれば、その戦い方の評価は賛否どころか否だけになってしまうのではないでしょうか。

 

ハリルホジッチ前監督のショッキングな解任劇以来、私は正直、今回のW杯は日本代表に期待していませんでした。

3敗、良くて2敗1分けでのグループリーグ敗退だろうと思っていたのです。

ところが、ふたを開けてみると初戦のコロンビア戦に勝利し、2戦目のセネガル戦に引き分け、決勝トーナメント進出の可能性が大いにある中で3戦目を迎えることができたました。

この結果を導いた西野監督の手腕は当然、評価されるべきです。

何しろ、私のような厳しい見方をしていた方が多かった中で、結果を出したわけですから。

今回の終盤の戦い方も、明確なビジョンを持ち、綿密な分析を行った上で、最善の策を導き出し、それをしっかりと遂行したわけです。

 

まず、この試合における最大のミッションは先述の通り、決勝トーナメントに進出することです。

そして、前の試合から6人を変えたポーランド戦のスタメンを見る限り、W杯史上初のベスト8を見据えていることが分かります。

これは推測ですが、1位で勝ち上がったとしても決勝トーナメント1回戦で当たるのは強豪イングランドだったわけで、それなら2位通過でも主力のコンディションを整えて決勝トーナメント1回戦に臨んだ方が、ベスト8に上がれる可能性が高いと踏んだのではないかと思います。

 

前半0-0で終えられたのはほぼプラン通りだったと思います。

しかし、後半早い段階で先制点を許してしまいます。

これは誤算だったでしょうが、この時点で他会場は0-0。

少なくとも追いつく必要があるため、2枚目の交代カードとして得点が期待できる乾を投入しました。

しかし、前がかりになったことで、逆にカウンターを受けて、あわやという場面が失点以前に比べて増えていきました。

 

コロンビアが先制をしたことで状況が変わった後半29分、日本の分析スタッフは間違いなく失点後のセネガルの動向をチェックしていたでしょう。

セネガルも失点したことで自分たちが敗退の危機に陥ったことを分かっていたはずです。

そのため、同点に追いつかなければならないプレッシャーで攻撃が空回りしている。

これは追加点を取られるリスクを負うぐらいなら、たとえ日本が0-1で負けたとしても、コロンビアがそのまま勝つ可能性に懸けた方がいいのではないか。

コロンビアも引き分けなら敗退のリスクがあることを考えても。

後半37分に長谷部が投入されるまでのわずか数分の間に、日本陣営は結論を出し、監督やスタッフ、控え選手を含めたベンチ全員で考えを共有し、さらに長谷部をピッチに送り出すことで、ピッチ上にいる選手たち全員にも浸透させました。

カウンターを受けて失点したり、イエローカードをもらうリスクを減らし、確実にボールを回す。

相当に勇気のいる決断だったと思いますが、選手たちもそれを最後まで遂行しました。

 

私は今回の戦い方を批判している人に声を大にして言いたい。

普通に戦って、結果敗退しても批判をしないのかと。

敗退したら敗退したで、今回以上の批判が渦巻くのは目に見えています。

そもそも、W杯に6大会連続で出ているから日本は強い、なんていうのは都合のいい幻想です。

W杯に出られなくても、日本より強い国はごまんといます。

ベスト16のうち、欧州勢、中南米勢で日本以外の15枠が埋まっていることを考えても、敗退するのが当たり前の状況だった。

そんな中で日本は勝ち残った。

なぜか。

それは自分たちのサッカーをするなどというくだらないプライドを捨て、徹底的に相手を分析し、戦力を最大限に生かし、勝負に徹することができたからにほかなりません。

 

乗り越えるべきベルギーという壁は信じられないほど高い。

それでも、可能性は0じゃない。

コロンビア戦で証明してくれたじゃないか。

信じよう、サムライブルーの底力を。

新しい景色を、俺たちに見せてくれ!

2018ウィンブルドンシード確定版(2018/6/25)

すみません、月曜日と予告しながら1日遅くなってしまいました。

では早速見ていきたいと思います。

Race to Wimbledon 2018/6/25
rank Seed No. name 6/25point 17-18 16-17 芝ポイント min
1 1 フェデラー 8720 2550 540 11810 0
2 2 ナダル 8770 180 0 8950 0
3 3 チリッチ 5060 1700 270 7030 0
4 4 A.ズベレフ 5755 180 225 6160 90
5 5 デルポトロ 5080 45 67.5 5192.5 45
6 6 ディミトロフ 4780 225 135 5140 90
7 7 ティーム 3835 225 33.75 4093.75 90
8 8 アンダーソン 3635 200 33.75 3868.75 45
9 9 イスナー 3070 340 67.5 3477.5 45
10 10 ゴファン 3110 0 135 3245 180
11 11 クエリー 2130 810 270 3210 0
12 12 ジョコビッチ 1965 910 67.5 2942.5 0
13   ベルディヒ 1625 765 540 2930 0
14 13 ラオニッチ 1430 555 900 2885 20
15 14 バウティスタアグ 2120 360 67.5 2547.5 90
16 15 シュワルツマン 2435 10 7.5 2452.5 45
17 16 キリオス 1855 280 135 2270 0
18 17 コリッチ 1745 510 7.5 2262.5 10
19 18 プイユ 1835 135 270 2240 10
20 19 ソック 2110 45 67.5 2222.5 20
21 20 フォニーニ 2030 90 33.75 2153.75 90
22 21 カレノブスタ 2145 0 7.5 2152.5 0
23 22 エドムンド 1950 90 7.5 2047.5 45
24 23 マナリノ 1580 420 33.75 2033.75 90
25 24 ガスケ 1465 350 135 1950 90
26 25 錦織 1530 135 135 1800 0
27 26 チョン 1685 0 0 1685 45
28 27 コールシュライバー 1575 55 33.75 1663.75 0
29 28 シャポパロフ 1553 0 48.75 1601.75 10
30 29 ジュムール 1460 45 33.75 1538.75 45
31 30 クライノビッチ 1489 0 0 1489 15
32 31 チェッキナート 1453 10 0 1463 29
33   カチャノフ 1130 180 135 1445 45
34   ジョンソン 1110 135 187.5 1432.5 45
35 32 ベルダスコ 1305 100 15 1420 20
36   ルブレフ 1281 70 67.5 1418.5 0
37   チチパス 1254 125 0 1379 45
38   モンフィス 1130 240 7.5 1377.5 0
39   ゴヨブチク 1153 160 24 1337 20
40   ラモスビノラス 1170 90 67.5 1327.5 45
41   マイヤー 1227 45 7.5 1279.5 12
42   フェレール 1155 90 33.75 1278.75 0

 

ベルディヒが膝の負傷を理由に欠場を表明しているため、結果的にベルダスコまでがシードを獲得するという結果となりました。

もし、この後シード選手で欠場が出た場合は、ルブレフ⇒チチパス⇒マイヤー⇒ラモスビノラスの順でシードが与えられていきます。

 

では、各シード帯を見ていきます。(力関係の私見も)

 

1~4シード フェデラーナダル、チリッチ、A.ズベレフ

連覇を狙う芝の王者が定位置のNo.1シードに戻ってきました。

 ハレでは2週連続優勝は成らなかったものの、優勝候補筆頭であることは疑いようがありません。

対抗馬の筆頭と言えるのがチリッチ。

クイーンズではジョコビッチを破って6年ぶりの優勝を果たしました。

昨年のウィンブルドンでも決勝まで勝ち上がっており、全米に続くGS2勝目を果たす可能性は十分あります。

ナダルは全仏で負ったケガの状況が不透明、A.ズベレフはハレで初戦敗退と不安を残しました。

フェデラー>チリッチ>>>>ズベレフ>ナダル

 

5~8シード デルポトロ、ディミトロフ、ティーム、アンダーソン

デルポトロは前哨戦に出ておらず、状態が不透明。

ディミトロフ、ティーム、アンダーソンは揃って前哨戦で早期敗退に終わっており、評価が難しい。

ディミトロフ≧デルポトロ>ティーム>アンダーソン

 

9~12シード イスナー、ゴファン、クエリー、ジョコビッチ

5~8シードと遜色ないメンバーと言える。

中でもジョコビッチはクイーンズで準優勝と上位シードにとって大きな脅威となりそう。

前哨戦に出ていないとはいえ、芝で3勝しているイスナーも侮れず、昨年のウィンブルドンSFのクエリーも強い。

ゴファンは芝が苦手で、クイーンズでも初戦敗退に終わっている。

ジョコビッチ>>クエリー≧イスナー>>ゴファン

 

13~16シード ラオニッチ、アグ、シュワルツマン、キリオス

ここも強力なメンバーが揃う。

復活を果たしたラオニッチ、共に先週SFに入ったアグとキリオス。

アグは負傷棄権になってしまったため、状態が心配だが出られればミスター4Rを卒業できるかもしれない。

シュワルツマンは芝を苦手としている。

キリオス≧ラオニッチ>アグ>>>シュワルツマン

 

17~24シード コリッチ、プイユ、ソック、フォニーニ、カレノブスタ、エドムンド、マナリノ、ガスケ

ハレで500初優勝を果たしたコリッチがなんと17シードまで一気にジャンプアップ。

3Rで当たる9~16シード帯の選手にとっては大きな脅威となるでしょう。

スヘルトーヘンボスで優勝しているガスケ、芝で実績のあるマナリノの2人も力があります。

逆にソックはイーストボーンの予選に緊急参戦して初戦敗退するなど、かなり深刻。

前哨戦に出ていないフォニーニやカレノブスタも状態が不透明です。

コリッチ≧ガスケ>マナリノ>プイユ>エドムンド>>フォニーニ≧カレノブスタ>>>ソック

 

25~32シード 錦織、チョン、コールシュライバー、シャポパロフ、ジュムール、クライノビッチ、チェッキナート、ベルダスコ

3Rで1~8シードに当たる選手たちだが、そこで勝てるイメージを持てる選手があまりいない印象で、シードキープも怪しいかもしれない。

錦織>コールシュライバー≧ベルダスコ>チョン≧シャポパロフ>ジュムール≧クライノビッチ≧チェッキナート

 

ノーシードの中で注目したいのはマレー、杉田、シャルディー、ミュラー、カチャノフ、エブデン、モンフィス、セッピ、クドラあたり。

芝が得意or今期芝で好調な選手をピックアップしてみましたが、アップセットを起こしそうなにおいがプンプンするメンバーです。

 

ということで、いよいよ予選も始まったウィンブルドン

2003年から15年連続でBIG4のいずれかが優勝する(フェデラー8、ジョコビッチ3、マレー2、ナダル2)独占状態が続いていますが、その記録は伸びるのか、はたまた終止符が打たれるのか。

いよいよ、戦いの幕が上がります。

2018ウィンブルドンシード考察(2018/6/20)クイーンズ、ハレ1R終了時

おはようございます。

昨夜のサッカー日本代表勝利の興奮冷めやらない中ですが、こちらも熱いウィンブルドンのシード争いです。

クイーンズ、ハレの1Rが1試合(シードにかかわらない選手同士)を除いて終了しましたが、なかなかの波乱が起きています。

それでは最新の状況を確認してみましょう。

現在勝ち残っている選手は太字で、黒以外の同じ色は対戦相手を示しています。

Race to Wimbledon 2018/6/20
rank Seed No. name 6/20point 17-18 16-17 芝ポイント min
1 2 ナダル 8770 180 0 8950 0
2 1 フェデラー 8465 2295 540 11300 0
3 3 A.ズベレフ 5755 180 225 6160 90
4 5 デルポトロ 5080 45 67.5 5192.5 45
5 6 ディミトロフ 4780 225 135 5140 90
6 4 チリッチ 4605 1245 270 6120 0
7 7 ティーム 3835 225 33.75 4093.75 90
8 8 アンダーソン 3635 200 33.75 3868.75 45
9 10 ゴファン 3110 0 135 3245 180
10 9 イスナー 3070 340 67.5 3477.5 45
11 14 シュワルツマン 2435 10 7.5 2452.5 45
12 20 カレノブスタ 2145 0 7.5 2152.5 0
13 18 ソック 2110 45 67.5 2222.5 20
14 11 クエリー 2085 765 270 3120 0
15 16 バウティスタアグ 2030 225 67.5 2322.5 90
16 19 フォニーニ 2030 90 33.75 2153.75 90
17 21 エドムンド 1950 90 7.5 2047.5 45
18 17 プイユ 1835 135 270 2240 10
19 22 キリオス 1720 145 135 2000 0
20 15 ジョコビッチ 1710 655 67.5 2432.5 0
21 26 チョン 1685 0 0 1685 45
22 12 ベルディヒ 1625 765 540 2930 0
23 27 コールシュライバー 1575 55 33.75 1663.75 0
24 28 シャポパロフ 1553 0 48.75 1601.75 10
25 24 マナリノ 1535 375 33.75 1943.75 45
26 25 錦織 1530 135 135 1800 0
27 30 クライノビッチ 1489 0 0 1489 15
28 23 ガスケ 1465 350 135 1950 90
29 29 ジュムール 1460 45 33.75 1538.75 45
30 31 チェッキナート 1453 10 0 1463 29
31 13 ラオニッチ 1450 555 900 2905 20
32 32 ベルダスコ 1305 100 15 1420 20
33   コリッチ 1290 55 7.5 1352.5 10
34   ルブレフ 1281 70 67.5 1418.5 0
35   チチパス 1254 125 0 1379 45
36   マイヤー 1227 45 7.5 1279.5 12
37   ラモスビノラス 1170 90 67.5 1327.5 45
38   フェレール 1155 90 33.75 1278.75 0
39   ゴヨブチク 1153 160 24 1337 20
40   モンフィス 1130 240 7.5 1377.5 0

この表中ではA.ズベレフ、アンダーソン、ゴファン、ソック、プイユ、ベルディヒ、シャポパロフ、ガスケ、ジュムール、ベルダスコが初戦敗退となりました。

 

第1シードフェデラー、第2シードナダルはもちろん動かず。

A.ズベレフが敗れたことでチリッチは次戦(ミュラー)勝てば第3シードです。(負ければ第4シードで、ズベレフが第3シード)に

アンダーソンは敗れましたが、ゴファンも敗れたため、5~8シードはデルポトロ、ディミトロフ、ティーム、アンダーソンでほぼ確定です。(クエリー優勝時のみクエリーが第8シード)

9~12シードはイスナー、ゴファン、クエリーの3人が堅そうで、ベルディヒが敗れたため、ラオニッチは次に勝てば残りの1人になれそうです。

13~16シードはソック、プイユが敗れたことでラオニッチ(orベルディヒ)、シュワルツマン、ジョコビッチ、アグの4人で決まりそうです。(誰だよ、プイユ有力とか言ったやつ。。)

17~24シードはガスケが敗れたため、錦織はSFまで上がれば24シード以内に入ることが確定的となりました。

錦織が入っているハレのボトムハーフでは、シードのガスケとA.ズベレフが初戦敗退しており、SFどころかFまで見通せるドローになってきました。

焦点は今日の2Rカチャノフ戦になりそうです。

そして32シード争いですが、ベルダスコが敗れたため、コリッチは次戦(対戦相手未定)勝てばシード圏内に入ってきます。

コリッチは初戦でA.ズベレフを破っており、勝つ可能性は高そうです。

またベルダスコは迷惑ノーシードとして放たれてしまうのでしょうか。。。

また、プイユに勝ったチチパス、アンダーソンに勝ったマイヤーにもまだ可能性があります。

3人ともシード選手を破って勢いがあるため、最後の1枚の切符をだれがつかむのか、まだまだ分かりません。

 

ということで、上位はほぼ決まってしまいましたが、下位はまだまだ予断を許さない状況が続きそうです。

クイーンズで4人、ハレで3人とシードダウンが相次ぐ荒れた展開で、下位選手にもまだまだチャンスがありそうだからです。

果たして、勝利をつかむのはいったい誰になるのでしょうか。

2018ウィンブルドンシード考察(2018/6/18)

こんにちは。

ウィンブルドンシード考察の最新版です。

ウィンブルドンのシードの決め方については下の前回記事をご参照ください。

 

ch191.hatenablog.com

それでは早速、6/18現在の状況を以下に示します。

Race to Wimbledon 2018/6/18
rank Seed No. name 6/18point 17-18 16-17 芝ポイント min
1 2 ナダル 8770 180 0 8950 0
2 1 フェデラー 8420 2250 540 11210 0
3 3 A.ズベレフ 5755 180 225 6160 90
4 5 デルポトロ 5080 45 67.5 5192.5 45
5 6 ディミトロフ 4780 180 135 5095 90
6 4 チリッチ 4560 1200 270 6030 0
7 7 ティーム 3835 180 33.75 4048.75 90
8 8 アンダーソン 3635 200 33.75 3868.75 45
9 9 イスナー 3070 340 67.5 3477.5 45
10 10 ゴファン 3110 0 135 3245 180
11 14 シュワルツマン 2435 10 7.5 2452.5 45
12 20 カレノブスタ 2145 0 7.5 2152.5 0
13 18 ソック 2110 45 67.5 2222.5 20
14 11 クエリー 2040 720 270 3030 0
15 16 バウティスタアグ 2030 180 67.5 2277.5 90
16 19 フォニーニ 2030 90 33.75 2153.75 90
17 21 エドムンド 1950 45 7.5 2002.5 45
18 17 プイユ 1835 135 270 2240 10
19 26 チョン 1685 0 0 1685 45
20 23 キリオス 1675 100 135 1910 0
21 15 ジョコビッチ 1665 610 67.5 2342.5 0
22 12 ベルディヒ 1625 765 540 2930 0
23 27 シャポパロフ 1553 0 48.75 1601.75 10
24 24 マナリノ 1535 330 33.75 1898.75 45
25 28 コールシュライバー 1530 10 33.75 1573.75 0
26 30 クライノビッチ 1489 0 0 1489 15
27 25 錦織 1485 90 135 1710 0
28 22 ガスケ 1465 350 135 1950 90
29 29 ジュムール 1460 45 33.75 1538.75 45
30 31 チェッキナート 1453 10 0 1463 29
31 13 ラオニッチ 1405 510 900 2815 0
32 32 ベルダスコ 1305 100 15 1420 20
33   ルブレフ 1281 70 67.5 1418.5 0
34   コリッチ 1245 10 7.5 1262.5 0
35   チチパス 1238 80 0 1318 29
36   マイヤー 1182 0 7.5 1189.5 0
37   ラモスビノラス 1170 90 67.5 1327.5 45
38   フェレール 1155 90 33.75 1278.75 0
39   ゴヨブチク 1153 160 24 1337 20
40   モンフィス 1130 240 7.5 1377.5 0


芝ポイントがあるため、上位進出を果たせばこのようにシード順位が一気に上がることは珍しくありません。
先週のスヘルトーヘンボスでガスケが優勝、シュツットガルトでラオニッチが準優勝したことで、ガスケは暫定27⇒22シードに、ラオニッチはシード外⇒13シードに上がりました。

 

この表に表記されている選手のうち、今週欠場するのはナダル、デルポトロ、イスナー、シュワルツマン、カレノブスタ、フォニーニ、チョン、クライノビッチ、チェッキナート、ルブレフ、ラモスビノラス、フェレール、モンフィスです。

これも踏まえて、現在の状況を整理していきます。

 

第1シードフェデラー、第2シードナダルは確定。

第3シード争いはA.ズベレフとチリッチの一騎打ちですが、ややズベレフが有利。

チリッチが第3シードになるための条件は以下の通りです。

 

チリッチW(7030)⇒ズベレフF(6670)以下

チリッチF(6630)⇒ズベレフSF(6430)以下

チリッチSF(6390)⇒ズベレフQF(6250)以下

チリッチQF(6210)⇒ズベレフ2R(6205)以下

 

つまり、最低QFかつズベレフより上位ラウンドで終えることが条件です。

チリッチが出場するクイーンズの方が層が厚いですが、ハレに出場するズベレフもQFで先週優勝のガスケと当たるドローとなっており、予断を許しません。

この争いに勝った方が第3シード、敗れても第4シードになります。

 

デルポトロが今週欠場するため、第5シードはディミトロフ次第で決まります。

ディミトロフがSF以上なら、ディミトロフ第5シード、デルポトロ第6シード。

ディミトロフがQF以下なら、デルポトロ第5シード、ディミトロフ第6シードとなります。

ディミトロフは2Rでジョコビッチ、QFでベルディヒと当たる可能性が高く、SFはそう簡単ではありません。

 

第7・8シードはイスナーの欠場でティーム・アンダーソンの2人になることが濃厚。

ティームは1つ勝てば第8シード以内が確定、アンダーソンはSF以上なら自力で第8シード以内を決められる上、第8シードになれる可能性のあるゴファン、クエリー、ベルディヒは優勝しなければならないためです。

 

第9~12シードは、イスナーは堅そうですが、残りの3枠争いは混戦。

ゴファンは有力ながら、続くクエリー、ベルディヒ、ラオニッチ、ジョコビッチはいずれも芝ポイントを大量に持っている選手たち。

欠場のシュワルツマンを除いて、暫定15シードのジョコビッチまで可能性があると言えます。

 

第13~16シードは、暫定15シードのジョコビッチまでの3枠は堅そうで、残り1枠をアグ、プイユ、ソックが争うという様相。

中でも先週SFのプイユが有力と見ます。

 

第17~24シードは、暫定24シードのマナリノまでで決まる可能性が高そうですが、焦点は暫定25シードの錦織。

24シード以内のためには最低SFが必要と厳しい条件ながら、対抗シードに一番当たりといえるアグを引いたので、可能性は十分あります。

上位勢でもウィンブルドンに出場できるか不透明な選手もいるため、最低でも今の位置をキープしたいところです。

 

そして、シードのボーダー争いですが、前回記事に記載した通り、エントリーランキングポイントで32位以内に入らなければシードがつかないため、下位と素点で90点(QF相当)以上の差があるラオニッチまでの31人はシードが濃厚で、残り1枠をベルダスコ、コリッチの2人が争うイメージです。

ただし、ベルダスコは初戦がチリッチ、コリッチは初戦がA.ズベレフとかなり厳しいため、このままベルダスコに決まりそうな感じもします。

 

ということで、上位シードはほぼ確定し、中位シード争いが熾烈と言った印象のシード争い。

9~16シードの顔ぶれもなかなか強烈とはいえ、だれが来ても当たりたくない1~8シードに比べるとやや落ちます。

そのため、錦織には何としても24シード以内を確保してほしいところです。

上位勢がこぞって出場するため、年間で見ても最も厳しいと言ってもいいかもしれない500の2大会、クイーンズとハレで全てが決まります。

2018ウィンブルドンシード考察(2018/6/11)

お久しぶりです。

久々に試算記事として、あまり多くの人がやっていないであろう、ウィンブルドンのシードについて考察していきたいと思います。

 

昨年も書いたのですが、ウィンブルドンのシード決めは他のGSと違い、「芝ポイント」を考慮します。

具体的には下記①~③の合計でシード順を決定します。

① ウィンブルドン開催前週のエントリーランキングポイント(今年は2018/6/25更新のランキングポイント)

② 過去12ヶ月の芝大会で獲得した全てのポイント

③ ②からさらにさかのぼって過去12ヶ月の芝大会で獲得した最高ポイントの75%

 

②の対象試合

2017  アンタルヤノッティンガムウィンブルドン、ニューポート

2018  シュツットガルト、スヘルトーヘンボス、ハレ、クイーンズ

 

③の対象試合

2016  ノッティンガムウィンブルドン、ニューポート

2017  シュツットガルト、スヘルトーヘンボス、ハレ、クイーンズ

 

ただし、①のエントリーランキングポイントで32位以内の選手のみが対象となるため、マレーは2016年のウィンブルドン優勝で1500ポイントを持っていることになるのですが、シードの対象外となります。

 

それでは、6/11現在の40位までの状況を以下に示します。

6/11pointのところは、6/25までに失効する予定のポイントをあらかじめ除いており、rankはこのポイントに基づいています。

rank Seed No. name 6/11point 17-18 16-17 芝ポイント min
1 2 ナダル 8770 180 0 8950 0
2 1 フェデラー 8170 2000 540 10710 0
3 3 A.ズベレフ 5755 180 225 6160 90
4 5 デルポトロ 5080 45 67.5 5192.5 45
5 6 ディミトロフ 4780 180 135 5095 90
6 4 チリッチ 4560 1200 270 6030 0
7 7 ティーム 3835 180 33.75 4048.75 90
8 8 アンダーソン 3635 200 33.75 3868.75 45
9 9 イスナー 3070 340 67.5 3477.5 45
10 10 ゴファン 3020 0 135 3155 90
11 13 シュワルツマン 2435 10 7.5 2452.5 45
12 18 カレノブスタ 2145 0 7.5 2152.5 0
13 16 ソック 2110 45 67.5 2222.5 20
14 11 クエリー 2040 720 270 3030 0
15 15 バウティスタアグ 2030 180 67.5 2277.5 90
16 17 フォニーニ 2030 90 33.75 2153.75 90
17 20 エドムンド 1950 45 7.5 2002.5 45
18 19 プイユ 1745 45 270 2060 0
19 24 チョン 1685 0 0 1685 45
20 14 ジョコビッチ 1665 610 67.5 2342.5 0
21 22 キリオス 1585 10 135 1730 0
22 12 ベルディヒ 1580 720 540 2840 0
23 25 シャポパロフ 1553 0 48.75 1601.75 10
24 21 マナリノ 1535 330 33.75 1898.75 45
25 26 コールシュライバー 1530 10 33.75 1573.75 0
26 29 クライノビッチ 1489 0 0 1489 15
27 23 錦織 1485 90 135 1710 0
28 28 ジュムール 1460 45 33.75 1538.75 45
29 30 チェッキナート 1453 10 0 1463 29
30 27 ガスケ 1305 100 135 1540 90
31 31 ルブレフ 1281 70 67.5 1418.5 0
32 32 ベルダスコ 1280 55 15 1350 20
33   ラオニッチ 1255 360 900 2515 0
34   コリッチ 1245 10 7.5 1262.5 0
35   チチパス 1222 35 0 1257 29
36   マイヤー 1182 0 7.5 1189.5 0
37   ラモスビノラス 1170 90 67.5 1327.5 45
38   フェレール 1155 90 33.75 1278.75 0
39   ゴヨブチク 1153 160 24 1337 20
40   モンフィス 1130 240 7.5 1377.5 0


芝ポイントが上から並んでいないので見づらいと思いますが、ご容赦ください。

芝ポイントがあるため、例えばハレorクイーンズで優勝すれば1000ポイントからミニマムを引いたポイントを加算することができます。

上位シード候補で今週出場するのはフェデラーだけなので、1000ポイント差があるところはひっくり返されないという計算になります。

 

現時点でフェデラーの第1シード、ナダルの第2シードは確定です。

また、A.ズベレフの第4シード以内も確定しており、チリッチもほぼ第4シード以内と見ていいでしょう。

デルポトロとディミトロフが第5or6シード、第7or8シードはティエムとアンダーソンになる可能性が高いです。(イスナー逆転には最低ハレFが必要)

 

現時点ではベルダスコまでがシード(ベルダスコは昨年もギリギリシードだった。。)ですが、注目すべきはそのすぐ下にいるラオニッチ。

ケガの状態が心配ですが、普通にプレーできるのであればシュツットガルト、ロンドンである程度ポイントを加算してシード圏内に入ってくると考えられます。

そうなれば、芝ポイントが物を言ってなんと第13シード前後に入ってくるのです。

錦織は暫定では第23シード、25~32シードだと3回戦で1~8シードに当たることになってしまうため、17~24シード帯は確保したいところですが、ラオニッチが上に入ってくるとギリギリの状況になります。

ハレはこのままいけばノーシードでの出場となるためなんとも言えませんが、最低でも1勝はしたいところでしょうか。

 

今週は中位~下位シード候補やボーダーライン付近にいる選手たちがかなり出場しているため、ランキングが大きく動くことが予想されます。

また、グラスが得意な選手であれば、このランキング外からシード圏内に飛び込んでくる可能性もありますが果たして。。。

いよいよ、ウィンブルドンへと続くグラスコートシーズンが幕を開けます。