レースランキング(2016/8/1)
こんにちは、ch191です。
今回もレースランキングについて。
では早速昨日8/1付のレースランキングです。
ご覧のTop20の中でも、マレー、ナダル、フェデラー、クエバス、バウティスタ=アグ、ツォンガ、フェレールと7人も欠場した中で行われたカナダMS。
優勝したのはやはりといいますか、ジョコビッチでした。
キャリアゴールデンスラムに照準を合わせ、失意のウィンブルドンから見事にカムバックしてきました。
マレーとの差を1815ptとし、1位の座をまた安定させようとしています。
リオでも間違いなく金メダル候補筆頭でしょう。
ラオニッチは地元で自身初のMS優勝を目指しましたが、QFでモンフィスに屈しました。
それでもGS・MSでのQF以上は6/8と、やはり成績は安定しています。
このまま調子を維持できれば、キャリアハイの3位が現実味を帯びてきます。
錦織はドローに恵まれたとはいえ準優勝、大きな大きな600ptを獲得し、ナダルを抜いて4位に浮上しました。
これにより、3位ラオニッチとの差を420pt詰めて、510pt差としました。
Mandatoryのポイントも4000ptペースに戻ってきました。
年間3位に向けて、やはり全米が大きなカギを握りそうです。
ティエムはよもやの初戦敗退で、下位との差を詰められてしまいました。
再三になりますが、Non-Mandatoryで加点が見込めない以上、Mandatoryで頑張らないとファイナルが厳しくなってきます。
リオはスキップするので、しっかり休んでシンシナティ・全米に照準を合わせてほしいところです。
ワウリンカとモンフィスはともにベスト4で360ptを加算しました。
ワウリンカはMandatoryのMS4大会でわずか200ptしか稼げていなかった(モンテカルロは180pt)ので、ようやくMandatoryが50%を超えました。
ファイナルへ一歩前進といったところ。
一方モンフィスはワシントンと合わせて860ptの荒稼ぎで、またファイナル圏内に戻ってきました。
今年の勝率.750は全選手中7位と、上位選手とも戦えています(今大会でもゴフィンとラオニッチに勝利)ので、初のファイナルへ、コンディションがカギを握りそうです。
ベルディヒはシードキープしましたが、QFの180pt止まりでは少し物足らなくなってきました。
Mandatoryでは取りこぼしがほとんどなく、QF以上が6/8と安定していますが、実はその6回中5回がQF止まり。
Non-Mandatoryで取りこぼしまくっているのとともに、突き抜けきれない原因となっています。(そのため今年はいまだ未勝利)
ウィンブルドン(SF,720pt)のような大きなポイントがあと1,2回ほしいところです。
ゴフィンは3回戦でモンフィスと当たってしまい、フルセット負け、第7シードを生かしきれませんでした。
今シーズンは前半戦から好調で、ファイナル争いにも加わっているゴフィンですが、Mandatoryで全体6番目のポイントを稼いでいる一方、Non-Mondatoryは取りこぼしが多く、6大会埋まっているにもかかわらず、わずか365ptしか取れていません。
まだ何とか踏みとどまっている状況ではありますが、8位モンフィスとの差が460ptと徐々に開きつつあります。
ベルディヒと同じく、1大会での大きなポイントがほしいところです。
ということで、出場した上位勢は軒並みQF以上で、下位との差を広げる結果となりました。
フェデラーは残念ながら今シーズン全休を表明したため、ファイナル争いは実質10位のゴフィンまでに絞られてきた感じです。
残る大きな大会は、シンシナティ、上海、パリのMS3大会と全米の4大会。
ボーダーラインを巡る争いがどう動くのか、本当に目が離せません。
そして今年は4年に1度の五輪が開催されます。
ジョコビッチが男子シングルスでアガシ、ナダルに次ぐゴールデンスラム、そしてアガシに次ぐスーパースラムを達成するのか。
マレーが男子シングルスでは史上初となるオリンピック連覇を果たすのか。
ナダルが2大会ぶりの金メダルを獲得するのか。
そして、錦織は日本に96年ぶりとなるメダルをもたらすのか。
デビスカップとはまた違った、国を背負った熱い戦いに期待したいと思います。