レースランキング(2016/8/29)
こんばんは、ch191です。
プライベートがかなり忙しく、ここまで1か月近く記事を上げることができませんでしたが、今回もレースランキングについて。
では早速本日8/29付のレースランキングです。(rank changeは8/1からの変動)
前回掲載から行われた、ポイント加算される大会はシンシナティMSと、250の3大会でした。
マレーがリオで五輪連覇を果たし、デルポトロが復活の銀メダル、そして錦織がナダルを破って日本勢96年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得。
五輪出場組は疲労が残る中で行われたシンシナティ。
そんな中でも決勝に上がってくるマレーはさすがでした。
ジョコビッチとの差をまた1215ptに詰めてきました。
この全米で優勝し、ジョコビッチがSF以下ならついに1位が入れ替わります。
もし2強の頂上決戦となった場合でも、マレーは優勝すれば415pt差と射程圏内に入ってきます。
悲願の世界ランク1位に向けて、勝負の全米となりそうです。
そして、そのマレーを決勝で破り、MS初優勝を果たしたチリッチが一気に10位まで上がってきました。
8/1時点では8位との差が1235ptもあって圏外でしたが、今や325pt差とファイナル争いに加わってきました。
そして迎えるのは2年前優勝、昨年もベスト4と相性のいい全米。
現在8位圏内の選手たちにとっても非常に怖い存在です。
現在3位のラオニッチはシンシナティでベスト4、360ptを上積みし、4位錦織との差を780ptまで広げました。
前回、キャリアハイの3位が現実味を帯びてきます、と書きましたが、この全米で達成する可能性も十分あります。
順調にいけば4回戦で対戦が予想されるモンフィスとのリターンマッチが一つカギを握りそうです。
錦織はさすがにお疲れモードだったか、シンシナティでは3回戦でトミックに敗れて、MSでのQF以上が5連続で止まりました。
しかし本番は全米です。
最低でもQFマレー戦まではたどり着いてほしいところ。
そこを突破すれば、2年ぶりの決勝も現実味を帯びてきます。
ティエムはシンシナティで何とかシードキープして180ptを加算、ナダルをわずかにかわして5位に浮上しました。
しかし、8位との差はまだ390ptで、その下に実力者ベルディヒ、チリッチが控えている以上、予断を許さない状況です。
全米で上位進出となれば一気にファイナルへの道が開けてきますが、早期敗退となるようだと逆にかなり厳しくなることが予想されます。
彼にとっても勝負の全米です。
ワウリンカ、モンフィス、ベルディヒはいずれもシンシナティで90ptの加算にとどまり、上位との差を詰めることができませんでした。
ワウリンカは、ここ3年で2度SF進出を果たしている相性のいい全米でポイントを稼ぎたいところです。
一方モンフィスはシンシナティを棄権しており、コンディションが懸念されます。
逆に、コンディションがよければ十分上位進出も見込めるので、ミュラーとの初戦が一つ試金石になりそうです。
ベルディヒは3回戦で現コーチのイワニセビッチの前コーチだったチリッチに敗れ、厳しい結果となりました。
さらに、全米は虫垂炎のため欠場。
まだNon-Mandatoryは稼ぎ放題なので分かりませんが、7年連続のファイナルへ向けて、暗雲が立ち込めています。
ゴフィンは45ptの加算にとどまり、さらに厳しい状況になってしまいました。
全米ではせめてQFの360pt以上を稼ぎたいところですが、そのためには4回戦で対戦濃厚の錦織を超えなくてはなりません。
ここにきて少し壁にぶつかっている印象がありますが、この壁を超えないことにはファイナルは見えてきません。
ということで、チリッチが参戦してきたことで、ますます混沌としてきたファイナル争い。
大きくポイントが動く全米で、この中から誰が抜けだすのか。
いよいよ、あと数時間で開幕の時を迎えます。