GPファイナル1日目データまとめ
こんばんは、ch191です。
このブログを始めて1カ月弱で10万PVも行くとは思ってもみなかったので、皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
さて、GPファイナル1日目が終了しました。
女子シングルを中心に、データをまとめたいと思います。
(※実際の演技をまだ見ておりませんので、データからわかることだけ書きます)
ではまず、女子シングルのSP結果です。(カッコ内はTES+PCS-減点)
1位 エリザベータ・トゥクタミシェワ ロシア 67.52(35.89+31.63-0.00)
2位 ユリア・リプニツカヤ ロシア 66.24(34.58+31.66-0.00)
3位 エレーナ・ラジオノワ ロシア 63.89(33.63+31.26-1.00)
4位 アンナ・ポゴリラヤ ロシア 61.34(32.34+30.00-1.00)
5位 本郷理華 日本 61.10(33.96+27.14-0.00)
6位 アシュリー・ワグナー 米国 60.24(29.84+30.40-0.00)
ロシア4人娘が上位独占ですか。。。
それぞれジャンプにミスがあってこれですから、いかにレベルが高いかということですね。
トップに立ったのはトゥクタミシェワ。
最初の3T+3Tでジャッジ9人中6人から最高評価のGOE+3をもらい、ステップでもGOE+3がでるなど、それぞれの要素の質が高かったようです。
3Lzでミスがあったようですが、それでもPBに迫る高得点。
このままファイナル初制覇なるでしょうか?
2位につけたのはリプニツカヤ。
こちらも3Fでエッジエラーの上マイナス評価を受けたのは痛かったですが、それでも彼女の代名詞であるスピンは全てレベル4。
特にレイバックスピン(彼女独特のキャンドルスピン)ではジャッジ全員が最高評価でした。
問題は今シーズン不調のFS。
その出来如何では、優勝の可能性十分です。
ラジオノワは3Loで転倒があり、今シーズンのSPでは最も低い得点になってしまいました。
しかし、3位につけたのはPCSが上がったからに他なりません。
転倒がありながら、上位2人と遜色ない点数までPCSが上がっているのです。(今シーズンSPのPCS平均は29.99)
トゥクタミシェワとの差はわずかに3.63。
FSは好調ですから、十分優勝が狙える位置です。
ポゴリラヤはロステレコム杯のミスをまだ修正しきれてないようです。
冒頭の3Lzでマイナス評価(ステップアウト?)、3Lo+3Tは2つ目が3T<となった上に転倒。
それでもスピン・ステップは全てレベル4を獲得し、ジャンプ以外の要素で得点を伸ばしました。
ジャンプにミスが出ているのが気掛かりですが、逆に言えばジャンプが決まると上位進出が大いにあります。
そして本郷です。
初出場のこの大舞台で、しかも1番滑走というプレッシャーの中、唯一GOE評価が全てプラスというすばらしい出来で、自身初の60点台をマークし5位につけました。
このメンタル面の強さは本物ですね。
スピンは全てレベル4で、ジャンプ以外の要素でもしっかりと得点を加算できています。
3位とはわずか2.79点差。
FSの出来次第では表彰台も見えてきます。
ワグナーは6人の中で唯一コンビネーションが3回転+2回転となってしまうなど、TESで他の選手とかなり差がつきました。
おそらく冒頭が3F+3Tの予定で、3Fでバランスを崩して単独になったので、後半の3Loを3Lo+2Tにしたのでしょうが。。。
ジャンプのミスが響いてか、PCSも伸びませんでした。
それでもスピンは全てレベル4ですし、上位との差もそこまで大きくはありません。
大舞台での戦い方を熟知しているワグナーですから、どこまで上位に食い込めるでしょうか。
ということで、全員が60点台をマークするという、ファイナルにふさわしいハイレベルな戦い。
しかも1位から6位までの差がわずか7.28という大混戦になりました。
全員に優勝のチャンスがあると言っても過言ではないでしょう。
そんな中、唯一ノーミスで滑り切った本郷は立派としか言いようがありません。
誰が優勝するのか、そして本郷はどこまでロシア勢に食らいつけるのか。
FSが本当に楽しみです。
そしてジュニアGPファイナルでは日本勢が躍動。
3人出場の女子では全日本ジュニア3位、16歳の永井優香がPBを4点以上更新する62.99をマークし3位。
全日本ジュニア優勝の13歳、樋口新葉もPBで5位、中塩美悠もPBに迫る得点で6位につけました。
6人中5人が60点台をマークするという、史上稀に見るハイレベルな戦いで、去年優勝のソツコワが4位にとどまる中、特に永井はいい位置につけました。
今回のジュニア女子は完全に日本VSロシアですが、ジュニア世代もロシアが強いです。(昨年はロシアが表彰台独占)
1位メドベデワ、2位サハノヴィッチはジャンプを全て1.1倍となる後半に持ってくるなど、基礎点が高いプログラムになっています。
ただ、1位メドベデワから5位樋口までは6.72点差と混戦ですので、FSに期待しましょう。
優勝すれば日本勢として村上以来5年ぶりです。
そして男子ですが、全日本ジュニア2位、14歳の山本草太がPBを10点近くも更新するという会心の演技で76.14をマークし、首位に立ちました。
全日本ジュニア優勝の16歳、宇野昌磨もミスが出ながらPBを更新し3位につけました。
2位につけたのはGPシリーズ唯一の2連勝、ファイナル2連覇を狙う中国の金博洋。
この3人の差はわずかに0.93という大接戦。
羽生以来5年ぶりの日本勢優勝、そしてW表彰台の期待がかかります。
ということで、本郷は表彰台の狙えるいい位置につけています。
挑戦者の立場ですから、失うものは何もありません。
FS『カルメン』はファイナルの地スペインが本場。
楽しんで滑ってほしいですね。
ジュニアは男女とも充実していますね。
男女W制覇の期待がかかります。
十分狙える位置につけていますから、頑張ってほしいですね。
明日も、余裕があれば(?)2日目の結果を、男子シングルを中心にまとめます。
みんなでスペインにエールを届けましょう!