いろいろな試算を少し本格的にやってみる。

気の向くまま、いろいろな試算をします。(ゆる~くではなくなってきたのでタイトルを変えました) 基本的にスポーツは何でも見ます。競技によっては人並み以上に知識もあります。 少しでも需要があればいいかなと思いますので、批判も含めたご意見・ご感想をお待ちしています。

全日本フィギュア滑走順決定!最終滑走は町田と本郷 ※演技構成を見て多少修正

いよいよ明日、全日本フィギュアが開幕です。

それに先立って、滑走順が発表されました。

まず男子SP(30人がエントリー)から。※有力選手のみ掲載

6 山 本 草 太 邦和スポーツランド

18 宇 野 昌 磨 中京大中京高校

20 村 上 大 介 陽進堂

22 無 良 崇 人 HIROTA

23 羽 生 結 弦 ANA

27 田 中 刑 事 倉敷芸術科学大学

29 小 塚 崇 彦 トヨタ自動車

30 町 田 樹 関西大学

JGPファイナル2位の山本は6番滑走。

早い滑走順を生かして、JGPファイナルの時のような演技ができるでしょうか。

JGPファイナル優勝の宇野は第3グループで18番滑走。

今大会はSPから4Tを入れてきました。

しっかりとジャンプを決め、80点台後半が出せれば、後の選手たちに大きなプレッシャーを与えることができます。

彼の演技がこの後の流れを左右するといっても過言ではありません。

NHK杯優勝の村上は第4グループで20番滑走。

グループ2番目の滑走なのはNHK杯の時と同じ。

GPシリーズ優勝の実績から、PCSが上がることは間違いなく、うまくいけば80点台後半もありえます。

GPファイナル5位の無良は第4グループで22番滑走。

グループ4番目の滑走はSPでPBを出したNHK杯の時と同じで良い印象を持っているはず。

ジャンプの出来次第ですが、90点前後まで点数が伸びる可能性も。

そうなれば優勝争いに名乗りを上げることになるでしょう。

GPファイナル2連覇の羽生は第4グループで23番滑走。

もはや彼に滑走順は関係ないと思います。

ミスがなければ100点越えは間違いないでしょう。

そうなるとISU非公認とはいえ300点越えが見れるかもしれません。

今年シニアデビューを果たした田中は最終グループで27番滑走。

4Sと3Aの出来次第では最終グループに残ってくる可能性を秘めています。

昨年全日本3位の小塚は最終グループで29番滑走。

今シーズン、怪我に苦しみ本来の力が発揮できていませんが、前の試合から1カ月以上空いたことが幸いするでしょうか。

実績は十分ですから、本来の演技ができれば表彰台争いに加わってくるはずです。

そしてGPファイナル6位の町田は最終滑走である30番滑走。

彼のためだけの舞台が最後に用意されたのは何かの運命でしょうか。

羽生のベストに最も近い点数が出せるのは間違いなく彼です。

冒頭の4T+3Tで流れに乗れるでしょうか。

そして女子SP(24人がエントリー)です。

2 永 井 優 香 駒場学園高校

9 中 塩 美 悠 広島スケートクラブ

13 坂 本 花 織 神戸FSC

18 樋 口 新 葉 日本橋女学館

19 今 井 遥 新潟県

20 大 庭 雅 中京大学

21 加 藤 利緒菜 長尾谷高校

23 村 上 佳菜子 中京大学

25 宮 原 知 子 関西大学中・高スケート部

30 本 郷 理 華 愛知みずほ大瑞穂高

JGPファイナル5位の永井は第1グループで2番滑走。

JGPファイナルのように60点台が出るようなことがあると、あとの選手に大きなプレッシャーがかかります。

初の全日本で旋風を巻き起こすでしょうか。

JGPファイナル6位の中塩は第2グループで9番滑走。

JGPシリーズで優勝を果たすなど、今年急成長した18歳。

JGPファイナルでは悔しい出来となってしまっただけに、どれだけ立て直せているでしょうか。

全日本Jrでは永井を抑えて2位だった坂本は第3グループで13番滑走。

昨年の15位を上回ることは確実で、初の世界Jr代表の座を狙います。

JGPファイナル3位の樋口は第3グループで18番滑走。

初の全日本ですが、十分表彰台に乗る力を持っています。

彼女の出来が、このあとの流れを大きく左右しそうです。

四大陸選手権4位の実績を持つ今井は第4グループで19番滑走。

今年はジャンプがうまく決まらず、思ったような演技ができていませんが、昨年も5位に入っている実力者。

若い世代が台頭してきている中で、村上とともに一番上の世代になった20歳。

過去最高は4位で、初の表彰台を狙います。

今年GPシリーズデビューを果たした大庭は第4グループで20番滑走。

そのロステレコム杯ではSP10位と出遅れるも、FSでPBを出し5位と巻き返し、6位に入っています。

全日本の最高順位は8位。

カギを握るのはSPかもしれません。

同じくGPシリーズデビューを果たした加藤は第4グループで21番滑走。

そのNHK杯ではSP8位と出遅れるも、FSではPBとなる117.51をマークし4位、総合5位に入りました。

これが自信になっているのは間違いなく、表彰台争いに絡んでくる可能性が十分にあります。

14歳で初出場した2年前は6位に入って、3位だった宮原とともに注目を浴びた逸材。

果たして、どのような演技を見せてくれるでしょうか。

村上は第4グループで23番滑走。

今シーズンはFSで苦しみ、GPファイナルを逃してしまいました。

全日本では4年連続表彰台に上がっていますが、まだ優勝はなし。

悲願の初優勝を狙います。

宮原は最終グループで25番滑走。

やはりカギを握るのはSP、FSともに飛ぶ3Lz+3Tのコンビネーション。

今シーズンは1度もクリーンに決まっておらず、得点が伸びない要因になっている。

TESは日本選手で最も高い構成で、全て決まれば190点台を出す力を持っています。

こちらも狙うは全日本初優勝です。

そして本郷は最終滑走である30番滑走。

なんと2年前のFS、去年のFSに続き3年連続の最終滑走となりました。

ここまで来るととても偶然とは思えません。

しかも過去2年の最終滑走ではともに素晴らしい演技を披露しています。

今シーズン好調のSPで、なおかつ相性のいい最終滑走。

流れをつかむと、全日本初優勝が見えてきます。

ともに混戦の男女シングル。

優勝を果たすのは、そして代表の座をつかむのはいったい誰になるのか。

決戦は約16時間後です。

GPファイナル同様、1日目からデータをまとめる予定にしておりますので、よければご覧ください。