いろいろな試算を少し本格的にやってみる。

気の向くまま、いろいろな試算をします。(ゆる~くではなくなってきたのでタイトルを変えました) 基本的にスポーツは何でも見ます。競技によっては人並み以上に知識もあります。 少しでも需要があればいいかなと思いますので、批判も含めたご意見・ご感想をお待ちしています。

2015 四大陸フィギュア 男女シングル展望および予想

こんにちは、ch191です。

フィギュアの記事は久しぶりに書きます。

いよいよ、開幕まで1週間を切った四大陸フィギュアについてです。

今年は韓国で開催されます。

男女シングルは日本から3選手ずつが出場。

他国のライバルたちも含め、展望を見ていきたいと思います。

まずは男子シングル。

優勝争いをしそうなのは、今シーズンの実績を考えると宇野、無良、ブラウン、デニス・テンの4名でしょう。

宇野はJGPファイナルでジュニア世界最高得点を叩き出して優勝。

全日本でもSPに4回転を入れるシニア仕様の構成で、無良、町田ら実力者を抑えて2位表彰台に上がるなど、急成長を遂げました。

先月行われた高校総体でも2位に60点近い差をつけての圧勝でした。

気になるのはSP、FSとも3Aでミスがあったこと。

カギを握るのは4Tよりむしろ3Aの出来でしょう。

3月の世界フィギュア、そして来シーズンからのシニア本格参戦に向けて、弾みをつけたいところです。

無良はソチ出場を逃した悔しさをバネに、昨シーズン四大陸選手権で優勝を飾ると、今シーズンもGPシリーズ初戦、スケートカナダでPBを大きく更新する250点台のハイスコアで優勝。

NHK杯でも3位表彰台に上がり、GPファイナルに出場しました。

しかし、GPファイナル全日本選手権はSP、FSともジャンプにミスがあり、思うような滑りができていません。

引退した町田の繰り上がりで出場する世界選手権に向けても、復調をアピールしたいところです。

特に4回転が決まってくれば、2連覇の可能性は十分にあります。

ブラウンはGPシリーズロステレコム杯の5位が響いてGPファイナルにわずかに届きませんでしたが、今シーズン安定した成績を残しています。

先日行われた全米選手権では、リッポンとの激しい争いを制して初優勝を飾っており、勢いに乗っています。(ただ274.98という得点は当てにならないです)

SP、FSともに4回転を構成に入れておらず、他の選手より基礎点で劣るため、GOEがカギを握ります。

優勝のためにはミスのない、完璧な演技が求められるでしょう。

デニス・テンは今シーズン不調で、惜しくもGPファイナルに進出できませんでした。

特にFSのジャンプにミスが目立ち、得点が伸びていない傾向があります。

しかし、2年前の世界選手権で銀メダル、ソチ五輪で銅メダルを獲得している実力者。

PBは出場選手中最高得点を保持しており、ベストな演技ができれば彼に対抗するのは難しいでしょう。

SPでは90点台を2試合続けて出しており、本当にFSの出来次第といえます。

優勝争いはこの4人が軸になりそうですが、NHK杯で国際大会初優勝を飾った村上、全米選手権で4Lzに挑むなど、ブラウンに肉薄したリッポン、弱冠16歳ながらカナダ選手権を制すなど成長著しい昨年の世界ジュニア王者ナム・グエン、SP、FS合わせて5回の4回転を入れる構成で中国選手権を圧勝した昨シーズンのJGPファイナル王者金博洋など、他にも優勝が狙える選手はたくさんいます。

では、順位を予想してみたいと思います。(批判はご自由にどうぞ!)

1.宇野

2.テン

3.無良

4.金博洋

4.ブラウン

5.グエン

6.村上

7.リッポン

8.ファリス

宇野は期待も込めてですが、十分戦えるレベルにあるのは間違いないですし、国際経験の豊富さ等も考慮しました。

テンはそろそろ復活かなと。

無良はミスが出ながらもまとめてくるのでは、という予想。

金博洋は今シーズンのJGPファイナルで宇野の完璧な演技を見たあと大失敗をしているので、精神面でやられて届かずという読み。

ブラウンはミスが出たら表彰台はきついと思うので。

グエンはまだ表彰台に届くほどではないかな。。。

村上は4Sが決まれば表彰台の可能性はありますが、プレッシャーがかかるとどうなるかはまだ未知数です。(全日本が典型例)

リッポンはまだ不安定さがぬぐえないので。。。

全外れだったりして、という不安を残しつつ、女子に参りましょう。

女子で軸になるのはやはりゴールド。

怪我明けの全米選手権ではワグナーに大きく水をあけられての2位でしたが、それでも優勝候補筆頭なのは間違いないでしょう。

問題はどこまで試合勘が戻っているか、ということになりそうです。

それに対抗するのは本郷、宮原の両日本代表。

本郷は今シーズン、大きく飛躍を遂げました。

GPシリーズロステレコム杯で初優勝を飾ると、GPファイナルにも繰り上がりながら出場し、全日本でも2位に入りました。

ロステレコム杯以降は大きなミスなく、安定した演技を披露しており、世界選手権に向けて弾みをつけたいところ。

ポイントは常にエッジエラーをとられる3Lzになりそうです。

宮原はGPファイナルこそ逃しましたが、GPシリーズ2戦連続表彰台と安定しています。

そして全日本選手権では見事な演技で初優勝を飾り、勢いに乗っています。

3Lzを中心として基礎点の高い構成を誇っていますので、ミスさえなければゴールドに十分対抗できます。

昨年銀メダルだったこの大会で、金メダルをとることはできるのでしょうか。

もう一人の日本人選手、永井はこれがシニアデビューとなります。

JGPファイナルにも出場し、全日本でも村上を抑えて4位と躍進。

3Lzを軸とする基礎点の高い構成で、上位進出を狙います。

他にもアメリカのエドモンズ、カナダのデールマン、チャートランドなどがいますが、男子に比べるとゴールド・本郷・宮原の3人が少し抜けている感じがします。

こちらも予想します。

1.宮原

2.ゴールド

3.本郷

4.デールマン

5.チャートランド

6.永井

7.エドモンズ

8.シザリオ

ゴールドはやはり怪我明けで、本調子ではないという予想。

上位3人は順位はともかく、この顔触れになりそうだと思います。

4位以下は分かりません(笑)

同じアジア勢のパク・ソヨンとか李子君とか入ってきてほしいですが、今シーズンの調子を見ると厳しそうです。

欧州選手権ではやはりロシア勢が席巻しました。

男女シングルでは、フェルナンデス以外全員ロシア勢という。。。

フルメンバーではないですが、世界選手権の全小生と位置付けてもいい四大陸フィギュア。

開幕は2月9日です。

男子シングルはSPが12日、FSが14日。

女子シングルはSPが13日、FSが15日です。

果たして誰が優勝するのか、そして日本勢の活躍に期待しましょう。

【2/9修正】

コメントでご指摘いただきましたように、金博洋は四大陸選手権には出場しませんので、その部分を修正させていただきました。