浅田選手 現役続行の一報を受けて、来季ジャンプ構成を考えてみる。
お久しぶりです、ch191です。
世界選手権の記事等もあげたいと考えていたのですが(事実途中まで書きかけていたのですが)、仕事に追われてあきらめてしまいました。
しかし、それでも浅田選手の記事なので書いてみたいと思った次第です。
もちろん、彼女自身はまだ試合に出るかどうかを明言していませんので、あくまでも私の勝手な妄想であることを踏まえた上でご覧いただければと思います。
さて、本題に入る前に、ジャンプに関するルール変更は押さえておかなければならないでしょう。
もちろん、来季に向けてまた変更になる可能性は高いですが、休養期間中のルール変更だけ挙げます。
①ルッツとフリップのエッジエラーの厳格化+エッジエラーで基礎点70%に(以前は基礎点はそのまま)。さらにアンダーローテーションとのダブル減点も(この場合基礎点60%に)
②3回転以上のジャンプの2回目が単独になった場合、コンビネーション扱いはされず、基礎点70%に(以前はコンビネーション扱いされ基礎点80%)
③2回転のジャンプもそれぞれ2回ずつまでに。
以上3つですが、浅田選手に特に影響しそうなのが①。
ルッツジャンプで必ずと言っていいほどエッジエラーを取られていたため、以前と比べて基礎点が1.8下がる恐れがあります。
ただ、ここがクリアできれば、現在の女子選手の中で最高難度の構成が可能になると思います。
では、本題に入りたいと思います。
まずSPですが、理想の構成はこちら。(カッコ内は基礎点、後半のジャンプはxつき)
3A(8.50)→3Lz(6.00)→3F+3Lo(11.44x)=25.94
ルッツでエッジエラーを取られない前提で行くと、これが最高難度の構成です。
SP世界最高得点を出した時のジャンプの基礎点は21.39、トゥクタミシェワが3Aを決めた世界選手権の時のジャンプの基礎点は23.52ですから、これが実現すれば世界初の女子SP80点台も可能に…?
さすがに無理がありそうですが、3Lzを3Lo(5.10)に変えての25.04というのは十分あり得ると思います。
コンビネーションを前に持ってきたとしても24.51ですので、これが目指すべきところのような気がします。
大切なのはコンビネーションの2本目で回転不足を取られないこと。(3Aは取られない前提で。。。)
基礎点が1.53下がると同時にGOEでもマイナスとなるためですが、昨年の世界選手権レベルに、というのであればやってくれるのではないかと思います。
次にFSですが、3Lzを入れるとすれば、ソチ五輪時の構成(3A→3F+3Lo→3Lz→[後半]2A+3T→3S→3F+2Lo+2Lo→3Lo)がほぼ最高難度でしょう。
この場合ジャンプの基礎点は53.06で、これは女子選手の中では飛びぬけて高い数値だと言えます。(トゥクタミシェワは45.26、宮原は47.00)
もちろんこれを目指すべきでしょうが、もし3Lzを入れないとすると、構成が難しくなります。
すでに3F、3Loを2回ずつ飛んでいることになり、3A、3S、3Tは入れられません。
となると、単独の2Aに置き換えるぐらいしか手がありません。(それでも50.36ではありますが)
なので、構成そのものを練り直すことになりますが、たとえば2A+3Tを2本にする、コンビネーションを全て後半にする等、考え方はいろいろあるでしょうし、いずれにしても高いレベルのものになることは間違いないでしょう。
現役続行が決まった以上、私たちファンとしては(過度はいけませんが)強い浅田選手として戻ってきてくれることを期待したいですし、どのようなプログラムに仕上げてくるのか、そして世界のトップスケーターたちとどのような争いを繰り広げるのか、楽しみにしたいですね。