2015-2016GPシリーズ 男女シングル展望
お久しぶりです、ch191です。
3か月以上もご無沙汰しておりましたが、決してネタがなかったわけではなく、書く時間がなかったと言い訳をしてみます。
さて、今シーズンのGPシリーズ開幕が約1カ月後に迫っていることもあり、GPシリーズの展望を書いてみようと思います。
すでに書いてくださっている方もいるので、ファイナル進出者予想もしてみたいと思います←
ではまず男子シングルから。
各戦の主な出場選手をまとめてみると以下のように。(選手の後の数字は9/30現在の世界ランク)
第1戦 閻涵⑪ 無良⑦ 宇野⑨ テン③ ブラウン⑦
第2戦 チャン28 グエン⑬ ブレジナ⑧ 羽生① 村上⑳ リッポン⑲
第3戦 金博洋25 閻涵⑪ 小塚23 ボロノフ④ フェルナンデス② ジー⑭
第4戦 チャン28 アモディオ24 村上⑳ 宇野⑨ テン③ コフトゥン⑤ ジー⑭
第5戦 グエン⑬ 小塚23 ボロノフ④ フェルナンデス② リッポン⑲
第6戦 金博洋25 ブレジナ⑥ 羽生① 無良⑦ 田中32 コフトゥン⑤ ブラウン⑦
第1戦(スケートアメリカ)は宇野がシニアのGPシリーズデビュー戦。
優勝候補筆頭はもちろんテンですが、それ以外の選手の実力は拮抗しており、表彰台も十分考えられます。
また、昨シーズン悔しい思いをした無良が本来の演技を取り戻せば、日本人のダブル表彰台の可能性もあります。
また、地元アメリカのブラウンが4回転を入れてくるかどうかも注目です。
第2戦(スケートカナダ)ではチャンと羽生の直接対決が実現。
約1年の休養期間を経て、チャンが復帰戦の舞台に選んだのはやはり地元カナダでした。
はたしてパフォーマンスがどこまで戻っているのか、むしろ進化しているのか。
そして羽生の新プログラムはどこまで完成しているのか。
GPファイナルや世界選手権の前哨戦といっても過言ではないかもしれません。
また、昨シーズン躍進した村上にも注目です。
ここでも日本人のダブル表彰台が見られるかもしれません。
第3戦(中国杯)では金博洋が満を持してシニアデビュー。
すでにシニア顔負けのジャンプ構成をもつ彼がどこまで通用するのか。
また、優勝争いでは地元の閻涵、GPファイナル3位の実績を持つボロノフ、そして世界王者フェルナンデスの3人が中心となりそうです。
その中で、小塚がどこまで上位に食い込めるか。
ハイレベルな戦いが予想されます。
第4戦(エリックボンパール)はチャンとテンが優勝争いを繰り広げそうです。
ですが、村上、宇野の日本勢にも十分チャンスがありますし、昨シーズンGPシリーズ2連勝のコフトゥンや世界選手権6位のジーなど、表彰台争いは熾烈を極めそうです。
地元フランス勢ではアモディオに期待がかかります。
第5戦(ロステレコム杯)は地元ボロノフと世界王者フェルナンデスが中国杯に続き有力でしょう。
第6戦を待たずしてファイナル進出を決めてしまいたいところでしょうか。
そこに小塚をはじめ他の選手たちがどこまで食い下がれるか。
第6戦(NHK杯)は羽生が最有力でしょう。
1戦目からどれだけ上げてこれるか。
そして、無良・コフトゥン・ブラウンらは、1戦目の結果次第ではファイナル進出の可能性も十分あるので、その争いも面白くなりそうです。
また、日本勢では田中がGPシリーズ2度目の挑戦です。
昨シーズン中国杯ではショートで出遅れてしまい8位。
それを上回る順位を狙います。
では、ファイナル進出者の予想です。
1.羽生(30pt)
1.フェルナンデス(30pt)
3.テン(28pt)
3.チャン(28pt)
5.ボロノフ(26pt)
5.無良(26pt)
羽生とフェルナンデスが2連勝、テンとチャンが1位と2位で、上位4人が優勝を独占し、ボロノフと無良が2位2回という予想です。
無良は期待を込めてという感じですが、最低でも24pt(2位+3位or1位+4位)ないと厳しいかなと思います。
もちろん、村上や宇野、小塚にもチャンスはありますし、4年連続の日本勢3人以上ファイナル進出もあると思います。
いい意味で予想を裏切ってくれることを期待したいですね。
では女子シングルに移ります。
各戦の主な出場選手をまとめてみると以下のように。(選手の後の数字は9/26現在の世界ランク)
第1戦 今井22 宮原② 中塩70 リプニツカヤ⑧ メドベデワ⑮ ゴールド④
第2戦 デールマン⑯ 村上⑦ 永井44 レオノワ⑫ トゥクタミシェワ① エドモンズ⑩ ワグナー⑤
第3戦 李子君24 浅田⑱ 本郷⑨ ポゴリラヤ⑥ ラジオノワ③
第4戦 メイテ23 今井22 村上⑦ リプニツカヤ⑧ トゥクタミシェワ① ゴールド④
第5戦 本郷⑨ 加藤37 永井44 メドベデワ⑮ ラジオノワ③ ソトニコワ24 エドモンズ⑩
第6戦 浅田⑱ 木原49 宮原② レオノワ⑫ ポゴリラヤ⑥ ワグナー⑤
第1戦(スケートアメリカ)は地元ゴールド、宮原、リプニツカヤの3人が有力です。
宮原は昨シーズンの好調を維持できるか、ゴールドはけがから完全復活できているのか、そしてリプニツカヤは昨シーズンの不振から脱却できるかどうかが大きなカギを握ります。
また昨シーズン、ジュニアでは敵なしだったメドベデワのシニアデビューも注目です。
実力は折り紙つきで、いきなり表彰台に上がる可能性も十分です。
日本勢では今井、中塩が出場。
今井は不調だった昨シーズンから再起を図ります。
中塩はこれがGPシリーズシニアデビュー戦で、上位進出を目指します。
第2戦(スケートカナダ)では世界女王トゥクタミシェワが登場。
今シーズンも圧倒的な強さを見せるのでしょうか。
また、村上、レオノワ、ワグナーらベテラン勢、デールマン、永井、エドモンズら若手が表彰台を狙います。
第3戦(中国杯)は浅田のGPシリーズ復帰戦。
他戦と比べると有力選手が少なめの印象ですが、ポゴリラヤ、ラジオノワのロシア勢2人が立ちはだかります。
ここで優勝できれば完全復活を印象付けられますが果たして。。。
また、昨シーズン大躍進の本郷、地元李子君にも期待です。
第4戦(エリックボンパール)はリプニツカヤ、トゥクタミシェワ、ゴールドの3人が有力。
そこに村上、今井の日本勢が挑んでいきます。
地元フランス勢ではメイテに期待がかかります。
第5戦(ロステレコム杯)はソチ五輪金メダリスト、ソトニコワの復帰戦。
どこまでコンディションが戻っているか注目です。
また、昨年同大会優勝の本郷、メドベデワ、ラジオノワ、エドモンズら実力者がそろい、ハイレベルな戦いが予想されます。
日本勢では昨シーズンNHK杯で5位と健闘した加藤、シニア1年目の永井が上位進出をうかがいます。
第6戦(NHK杯)は浅田と宮原が直接対決。
ジャパンオープンではチームメイトとして競演しますが、直接対決となると2年前の日本選手権以来となります。
今や日本のエースに成長した宮原と浅田がどのような争いを演じるのか、非常に楽しみです。
そこにレオノワ、ポゴリラヤ、ワグナーの米露勢がどう絡んでくるのか。
GPシリーズデビューとなる木原選手にも頑張ってもらいたいですね。
では、ファイナル進出者予想です。
1.トゥクタミシェワ(30pt)
1.浅田(30pt)
3.ラジオノワ(28pt)
3.宮原(28pt)
5.ゴールド(26pt)
6.本郷(24pt)
トゥクタミシェワ、浅田が2連勝、ラジオノワ、宮原は1位と2位で、上位4人が優勝を独占し、ゴールドが2位2回、本郷が2位+3位で滑り込みという予想です。
はっきり言って願望がかなり入っていますが、無くはないと思います。
ここにないメンバーではワグナーが有力、リプニツカヤは調子次第で、村上もPBに近い演技ができれば十分可能性はあるかなと。
一番読めないのはメドベデワで、いきなりファイナルもありそうです。
ということでいらぬ皮算用をしましたが、始まってみないと分からないところが多々ありますので、純粋に演技を楽しみたいと思います。
ただ、シーズンはすでに始まっています。
チャレンジャーシリーズでは初戦USクラシックで、男子は田中が2位、宇野が5位、女子は宮原が優勝、村上が7位。
2戦目ネーベルホルン杯で木原が5位に入っています。
また、ロンバルディア杯で中塩が3位。
そして、ここでは触れませんでしたが、ジュニアグランプリシリーズはもう中盤戦です。
男子の山本は第5戦のフリーで4Tに成功してジュニア世界歴代3位となる232.42をたたき出して優勝し、2年連続のJGPファイナル出場がほぼ確実。
女子では5戦すべてで日本選手が表彰台に立つなど、活躍が目立ちます。
今シーズンも、日本選手の活躍に期待しましょう。