いろいろな試算を少し本格的にやってみる。

気の向くまま、いろいろな試算をします。(ゆる~くではなくなってきたのでタイトルを変えました) 基本的にスポーツは何でも見ます。競技によっては人並み以上に知識もあります。 少しでも需要があればいいかなと思いますので、批判も含めたご意見・ご感想をお待ちしています。

GPファイナル進出争い展望(第3戦終了時)

こんばんは、ch191です。

今回は前半戦を終了したGPシリーズのファイナル進出争いを、条件等の面で分析したいと思います。

ご存知の方も多いとは思いますが、ファイナル進出の条件を以下に挙げておきます。

① 出場した試合の結果を、その順位に応じて以下のようにポイント化

(1位:15p、2位:13p、3位:11p、4位:9p、5位:7p、6位:5p、7位:4p、8位:3p、9位以下:0p)

② 獲得ポイント上位6名がファイナルに進出

③ 同点の場合は最高順位の高い選手が上位、それも同じ場合はスコアの合計得点が高い選手が上位となる 

では、まず男子から行ってみましょう。

以下が現状のポイント表です。(1戦もしていない選手は未掲載)

閻涵が暫定1位にいますが、すでに2戦を終えており、現在の基準で過去に20pでファイナルに行った選手はいませんので、ファイナル進出はまずないと考えていいでしょう。

理論上は28pが確実なラインですが、過去のデータを考えると、26p獲得した選手は100%ファイナルに進出できており、24p獲得した選手も多くがファイナルに進出しています。

ですので、現状上位の選手のファイナル進出条件は以下のようになります。

チャン、フェルナンデス、アーロン⇒3位以上で確実、4位でもほぼ確定、5位では微妙

金、羽生、宇野⇒2位以上で確実、3位でも可能性大、4位では可能性低

村上、ブラウン⇒優勝で確実、2位でも可能性大、3位では可能性激低

リッポン、ホッホスタイン⇒優勝ならほぼ確定、2位では可能性低

それ以下の選手は優勝しても厳しいです。

力的に考えると、チャンとフェルナンデスの2人が表彰台を外すとは考えにくいですし、羽生もライバルとなりそうなのが金、ブラウン、コフトンの3人ぐらいなので、最悪でも表彰台には乗れると考えると、この3人は決まりとみなします。

残り3人で最有力なのはアーロンですが、次戦の相手がチャン、宇野、村上、テン、コフトンと超ハイレベルなので、5位以下になる可能性が否定できません。

宇野は表彰台が最低条件ですが、その可能性は十分あります。

金は羽生、コフトン、ブラウンのだれか1人でも上回ればまず確実です。

村上は、チャン以外の全員を上回らなければ厳しいでしょう。

ブラウンも、羽生以外の全員を上回らなければ厳しいです。

ということで、現状7位までにいる6人(チャン、フェルナンデス、アーロン、金、羽生、宇野)が有力ですが、村上、ブラウンにはまだまだ可能性がありますし、2戦を残すコフトン(昨年GPファイナリスト)も1戦目の結果次第では十分可能性を残せます(個人的には厳しいとみていますが)

結果、24pで多くの選手が並ぶ、という大混戦になる可能性もあります。

ポイントは次戦、エリック・ボンパールになることは間違いないでしょう。

では女子に移りましょう。

以下が現状のポイント表です。(1戦もしていない選手は未掲載)

こちらも、現状上位選手のファイナル進出条件を見てみましょう。

メドベデワ、ワグナー、浅田⇒3位以上で確実、4位でもほぼ確定、5位では微妙

ゴールド、本郷、トゥクタミシェワ⇒2位以上で確実、3位でも可能性大、4位では可能性低

宮原、ラジオノワ、永井⇒優勝で確実、2位でも可能性大、3位では可能性激低

ポゴリラヤ、村上⇒優勝ならほぼ確定、2位では可能性低

1戦目優勝の3人は、表彰台には乗ってくると思われるので、決まりと見ます。(4位でもいいと考えるとその可能性はほぼ100%)

ポイントはゴールドとトゥクタミシェワで、ライバルが比較的少ないことから、表彰台には乗れると考えると、実は残り1枠しかありません。

そうなると本郷が最有力に見えます。(メドベデワ、ソトニコワ以外はまず上回れる?)

宮原は浅田、ワグナーのいずれかを最低でも上回る必要があり、ラジオノワ、永井も2位が最低条件、ライバルに本郷、メドベデワ、ソトニコワがいることを考えると厳しいと思います。

よって、こちらも初戦2位以上の6人が最有力で、宮原、ラジオノワにまだ可能性があるかなといった程度でしょうか。

2戦残っている有力選手もいないことから、すんなり決まってしまいそうな気がしますが。。。

ポイントは第5戦、ロステレコム杯でしょう。

ということで、かなり無難な予想(と言えるほどのものでもない?)をしてしまいました。

しかし、真剣勝負だからこそ生まれるドラマが、そしてファイナルに行けないことが確実な選手がボーダーラインのカギを握ったりするところが面白いところ。

次戦以降はより条件がはっきりしてきますので、(余裕があれば)日本人選手を中心に見ていきたいと思います。