いろいろな試算を少し本格的にやってみる。

気の向くまま、いろいろな試算をします。(ゆる~くではなくなってきたのでタイトルを変えました) 基本的にスポーツは何でも見ます。競技によっては人並み以上に知識もあります。 少しでも需要があればいいかなと思いますので、批判も含めたご意見・ご感想をお待ちしています。

GPファイナル進出争い 条件等まとめ(第5戦終了時)

こんにちは、ch191です。

今回は最終戦NHK杯を目前に控えた中で、GPファイナルの進出争いを整理してみたいと思います。

ではまず、エリック・ボンパール杯FS中止を受けて決まった、ポイントが同点時の順位の付け方の変更を以下に挙げておきます。

① 最高順位の高い選手が上位

② 大会の参加数の多い選手が上位

③ 2大会のSP合計点の高い選手が上位

④ 出場2大会の参加者の多い選手が上位

前記事で上げていたFSが関係する3つをそのまま無くした条件に変更となっています。

また、エリック・ボンパール杯出場選手が補欠1番手(つまり7位)になった場合、特別措置として出場できることになりました。

これを念頭に置いて、考えていきたいと思います。

まずは男子からです。

現時点でのポイント表は以下の通りです。(黄色の選手はすでにファイナル内定)

少しだけ見やすくなったと思うのですがどうでしょうか…?

2連勝のフェエルナンデス、そしてエリック・ボンパール杯優勝の宇野がすでにファイナルを決めています。

残る4枠を巡る争いですが、出場を予定していた初戦3位のブラウンが残念ながらけがのため欠場となっています。

このため、実はかなり予想がしやすい状況になっています。

今シーズンは2戦とも安定して成績を残している選手が少ないため、現在22ポイントのパトリック・チャンがボーダーラインとなりそうです。

NHK杯の出場メンバーで可能性を残しているのは金、コフトン、羽生、ホッホスタイン、メンショフの5人です。

初戦2位の金、コフトン、羽生の3人は3位以内に入ればファイナルが内定します。

4位でも上記の自分を除く4人のうち、3人以上に上回られなければOKなので、可能性はかなり高いと思います(ホッホスタインは2位以上が必須、2位ならSPで羽生を上回るか1.01以下の差で下回る、メンショフは優勝が必須なので)

羽生は4位以内でほぼ確定だということを押さえておきましょう。

ということで、残る4枠で一番可能性が高い組み合わせは、金、コフトン、羽生、チャンです。

気になるのは村上ですが、ホッホスタインが3位以下かつメンショフが2位以下なら補欠1番手となるため、先日の特例措置で出場ができる可能性が高いです。(また、金、コフトン、羽生のだれか1人でも5位以下になればほぼ確実なので)

ファイナルに日本勢3人出場が実現しそうです。

では女子に移ります。

現時点でのポイント表は以下の通りです。(黄色の選手はすでにファイナル内定)

ゴールド、メドベデワ、ラジオノワがすでにファイナル進出を決めています。

残る3枠を巡る争いが熾烈です。

NHK杯の出場のメンバーで可能性を残しているのは浅田、ワグナー、宮原、ポゴリラヤ、ヒックスの5人です。(ただしヒックスは優勝が必須で、その他条件も厳しいので考慮しない)

浅田は4位以内で確定、5位でもほぼ確定です(ポゴリラヤ1位、宮原2位、ワグナーが3or4位の時のみ×)

6位の時は少し微妙になってきます(ワグナー5位以上、宮原3位以上、ポゴリラヤ2位以上、ヒックス1位かつSPで9.36以上上回られる、のうち3人以上条件を満たすと×)

ワグナーもほぼ同じ条件になります。

浅田は5位以内でほぼ確定だということを押さえておきましょう。

宮原は1位なら確定、2位でもほぼ確定です。(ポゴリラヤ1位、浅田、ワグナーが3or4位の時のみ×)

3位の時は少し微妙です。(ポゴリラヤ2位以上、浅田、ワグナーが5位以上の時は×)

宮原は3位以上かつポゴリラヤを上回ることが条件です。(1位ポゴリラヤ、2位宮原はOK)

ポゴリラヤは1位なら確定、2位でもほぼ確定です。(宮原1位、浅田、ワグナーが5位以上の時のみ×)

ポゴリラヤは2位以上かつ宮原を上回ることが最低条件となります。

では、現状4位につける本郷はどうなるかを考えると、以下の4つのうち2つ以上を満たすことが条件となります。

①浅田が7位以下

②ワグナーが7位以下

③宮原が4位以下

④ポゴリラヤが3位以下

①②を満たす可能性は極めて低いことを考えると、③④の同時成立が条件と考えると…

1位と2位を浅田かワグナーが分け合い、3位にポゴリラヤ、4位に宮原というのが一番考えられる組み合わせでしょうか。

もちろん、ヒックス、デールマン、レオノワ、オズモンド、李子君、長洲など、実績のある選手がそろっていますので、上位にこれらの選手が入ってくるとより可能性は上がるのですが、少し厳しいという見方をしておくのが無難でしょうか。

トゥクタミシェワは特例措置を考えると、実は本郷とほぼ同じ条件になります。

やはり厳しいということです。

まとめると、残り3枠は浅田、ワグナーは濃厚、残り1枠を本郷、宮原、ポゴリラヤが争い、宮原がやや有利という感じです。

日本、アメリカ、ロシアが2枠ずつを分け合う形になりそうですね。

ということで、いよいよ始まるNHK杯

選手たちの華麗な演技に酔いしれるとともに、ファイナル進出争いにも注目して見ると(特に日本選手)さらに応援に熱が入ること間違いなしです。

熱い戦いに期待しましょう!