小ネタ~ティエムとコールシュライバーのちょっと不思議な縁~ ※6/17追記
こんばんは、ch191です。
前回の記事も本当にたくさんの方に見ていただいてありがとうございます。
あまりの多さに少しプレッシャーを感じている次第です。
さて、今回はデータ的な観点を入れつつ、少し小ネタ的内容を。
今破竹の勢いのオーストリアの22歳ティエムと、ドイツのベテラン32歳コールシュライバーについてです。
気になったきっかけは先週のシュツットガルト。
決勝で対戦した2人ですが、実は2人でダブルスも組んでいたのです。(結果は1回戦でフルセット負けでしたが)
そこで、少し過去にさかのぼって2人の関係を調べてみると…
①対戦成績(シングルス)
ティエム1-2コールシュライバー
2016 シュツットガルト(ドイツ) F ティエム 6-7(2) 6-4 6-4
2016 ミュンヘン(ドイツ) F コールシュライバー 7-6(7) 4-6 7-6(4)
2015 キッツビューエル(オーストリア) SF コールシュライバー 6-0 7-6(6)
ということで、ティエムにとって今回が初勝利でした。
ちなみに3大会とも全て250です。
コールシュライバーが勝った2戦はいずれもクレーでした。(さすがにクレータイトル5個持ってるだけあります)
注目すべきなのは太字にしたように、対戦した場所がすべて互いのホームであること。
これはなかなかないのでは。。。(しかもコールシュライバーは今家があるのはキッツビューエル)
また、タイブレーク率は50%(4/8)で、フルセットも2/3とかなり拮抗していることが分かります。
②ダブルス成績
2016 シュツットガルト R16
2016 インディアンウェルズ QF
実は組むのは2回目だった2人。
インディアンウェルズで2回勝っていました。
今行われているハレでも2人はダブルスパートナーです。
ちなみに2人はダブルスでも2度対戦がありました(1勝1敗)
③共通点
・右利きで片手バックハンド
・シングルス通算タイトル数(7)
・全サーフェスで優勝(内訳もクレー5、ハード1、グラス1で全く同じ)
・国内No.1
・今季好調
私の浅い知識ではこれぐらいしか思いつかなかったのですが、10歳も年の離れた2人にしては共通点が多いような気がします。
そして、ともにクレーコーターである2人がなぜダブルスを組んだのかも少し気になるところです。
また、ハレのシングルスではティエムが第3シードで、コールシュライバーが第8シード。
QFで2人が当たる確率は25%だったのですが、それを見事に引き当てるという。。。
少し運命じみたものを感じずにはいられなかったので、今回書いてみました。
2人のどちらかがSFで錦織と対戦できることを祈っています!
※追記※
錦織は残念ながら棄権となってしまいましたが、ティエムとコールシュライバーの対戦はまた実現しました!(今日6/17QFにて)
このことに関して、ティエムはこんなことを語っています。(ATP公式より)
“I’m really looking forward to tomorrow because he’s also one of my best friends on the Tour.”
訳は「僕は明日を本当に楽しみにしている、彼はツアーでの親友の一人でもあるからね」
彼とはコールシュライバーのこと。
やはり仲は良いようです。
ちなみに、コールシュライバーは昨日の勝利でツアー通算385勝となり、ドイツ人として歴代3位のミヒャエル・シュティヒ(1993WB優勝)に並んだそうです。
1位はボリス・ベッカー(ジョコビッチのコーチ)の713勝、2位はトミー・ハース(元世界ランク2位、まだ現役…?)の563勝。
さらに追記、コールシュライバーが棄権…
これでティエムがSFとなったので、レースランキングでもミニマムが180pt。
つまり、500でF以上、250では優勝しかポイントが加算されない…凄すぎる。。。