いろいろな試算を少し本格的にやってみる。

気の向くまま、いろいろな試算をします。(ゆる~くではなくなってきたのでタイトルを変えました) 基本的にスポーツは何でも見ます。競技によっては人並み以上に知識もあります。 少しでも需要があればいいかなと思いますので、批判も含めたご意見・ご感想をお待ちしています。

16-17GPシリーズ 男女シングルGPファイナル進出争い(第4戦終了時)

こんばんは、ch191です。

3週間以上もご無沙汰してしまい、申し訳ありません。

第2戦以降、何とか録画して見ることはできても、このように記事にまとめるという作業ができない状態が続いていましたが、少しだけプライベートが落ち着いたので、GPファイナル進出争いの話にしぼっていきたいと思います。

ではまず、男子からいきたいと思います。

第4戦終了時のポイント表です。

すでにフェルナンデス、宇野がファイナル進出を決めており、残る切符は4枚です。

今シーズンは有力選手がケガで1戦しか出られなかったり、1戦しか出られない選手が表彰台に立ったりしているため、ポイントが分散しています。

そのため、現在暫定3位で、22ポイントを獲得しているリッポンが一つのラインになる可能性が高いです。(昨年もボーダーラインは22ポイント)

では、上位にいる選手たちの自力でのファイナル決定条件です。

暫定4位チャン⇒4位以上(実質5位以上)

4位の場合24ポイントになりますが、5戦目のメンバーでチャンを抜く可能性があるのはボロノフとブレジナのどちらかが優勝し、なおかつ2戦合計のスコアがチャンを上回った時のみで最大1人、6戦目では一番ポイントを持っているブラウン、羽生でも2位以上にならないとチャンを抜けないため最大2人。

つまり、最大でも3人にしか抜かれないため、6位以上が確定します。

5位でも5戦目で最大1人、6戦目で最大3人にしか抜かれない(チェンorコリヤダ優勝、ビチェンコ2位、ブラウンor羽生3位の時だけ)ため、99%決定と言えます。

6位だと逆に厳しくなります。

暫定6位ブラウン、7位羽生⇒2位以上(実質3位以上)

3位でも5戦目で最大2人(ボロノフorブレジナ優勝+チャン4位以上)、6戦目でも最大2人にしか抜かれないため、99%決定と言えます。

4位でもリッポンは上回れるので、可能性は高いですがチャンの5位条件よりは可能性が低いです。

5位だと厳しくなります。

初戦優勝と2位だけでこれだけの違いが出てしまうのです。

暫定8位ビチェンコ⇒優勝(実質2位以上)

2位でも5戦目で最大2人(ボロノフorブレジナ優勝+チャン4位以上)、6戦目でも最大2人にしか抜かれないため、99%決定と言えます。

3位だと微妙で、最低リッポンを上回っておきたいところですが、273.45以上という高いレベルの得点が要求されます。

4位以下だと絶望的です。

暫定11位チェン、暫定13位コリヤダ、暫定14位ボロノフ、暫定15位ブレジナ⇒優勝

優勝なら最大3人にしか抜かれないため、自力で決めることができます。

2位でもリッポンは上回れるので、可能性は高いですがブラウン、羽生の4位条件よりはスコアが絡む分低くなります。

3位以下では絶望的です。

自力で決められるのはここまでですが、現在7ポイントの金、アーロン、サモーヒンは優勝すれば可能性があります。

もちろん、6戦目の選手は5戦目の結果次第で条件が大きく変わる可能性がありますので、5戦目終了時にまた条件を整理したいと思います。

では女子に移ります。

第4戦終了時のポイント表です。

2連勝を飾ったメドベデワがファイナル1番乗りを決めており、残る切符は5枚です。

女子は初戦優勝や2位だった選手が数多く残っており、男子以上に混戦が予想されます。

では、上位にいる選手たちの自力でのファイナル決定条件です。

暫定3位ポゴリラヤ、暫定4位ワグナー⇒3位以上(実質4位以上)

4位の場合、2戦合わせて最大5人にしか抜かれず、その条件もかなり限られています。

(例えばポゴリラヤの場合、2戦とも初戦3位の選手が優勝し、なおかつ初戦2位の選手が2位になることが絶対条件、さらにワグナーが3位か、4位で合計スコアを上回られる場合のみ)

5位になると、抜かれる組み合わせが格段に増えるので微妙です。

6位以下ではさすがに厳しいでしょう。

暫定5位オズモンド、暫定6位ソツコワ、暫定7位ラジオノワ⇒2位以上

3位の場合は同じ24ポイントでもポゴリラヤ、ワグナーの4位パターンとは差があります。(条件は煩雑すぎるので省略します)

3位なら大丈夫とは言えないレベルだということだけはお伝えしておきます。

4位以下だと苦しくなります。

暫定9位樋口、暫定10位宮原、暫定11位三原、暫定12位ヒックス⇒優勝

2位の場合はオズモンド、ソツコワ、ラジオノワの3位パターンとほぼ同じです。

3位だと同じポイントでも1位+5位、2位+4位に負けてしまうのでかなり厳しくなります。

自力で決められるのはここまでですが、現在9ポイントのトゥクタミシェワと李子君は優勝すればかなりの確率でファイナルに行くことができます。

条件を見ていただければお分かりかと思いますが、同じポイントの選手を比べると男子より相当条件が厳しいです。

こちらも5戦目終了時にまた条件を整理したいと思います。

ということで気になるのは日本勢のファイナル進出ですが、男子の羽生は表彰台が条件と思っていいと思います。(第5戦の結果によっては4位でもいけるかも?)

女子の3人は最低でも2位には入っておきたいところですが、第5戦、第6戦ともライバルが強力なため簡単ではありません。

誰か1人はファイナルに行ってほしいところですが、果たして…

激しい戦いを制し、ファイナルの切符をつかむのは誰になるのでしょうか。