全豪オープン前ランキング試算
こんばんは、ch191です。
今回は全豪ドローが発表されたということで、ランキング試算を行いたいと思います。
ではまず、全豪ドロー(シードのみ)と、全豪失効後の暫定のポイント表(シード+今週優勝のミュラーの33人)です。
トップ ボトム
①マレー ⑥モンフィス
㉛クエリー ㉜コールシュライバー
⑲イスナー ㉔ズベレフ
⑯プイユ ⑨ナダル
⑩ベルディヒ ⑬アグ
㉖ラモスビノラス ㉕シモン
⑤錦織 ③ラオニッチ
④ワウリンカ ⑧ティエム
㉙トロイツキ ㉘ロペス
㉒クエバス ⑳カルロビッチ
⑭キリオス ⑪ゴフィン
⑫ツォンガ ⑮ディミトロフ
㉓ソック ⑱ガスケ
㉗トミック ㉚カレノブスタ
⑦チリッチ ②ジョコビッチ
それでは試算に入ります。
まず錦織について詳しく。
結果によって3位~7位まであります。
3位条件
優勝⇒自力
準優勝⇒ラオニッチSF以下
SF⇒ワウリンカQF以下+ラオニッチSF以下+チリッチF以下
QF⇒ワウリンカ1R+ラオニッチQF以下+(チリッチ、ティエム、モンフィス、ナダル)F以下
4位条件
(以下のうち1つだけ成立)
準優勝⇒ラオニッチ優勝
SF⇒ワウリンカF以上orチリッチ優勝、ラオニッチF以上
QF⇒ワウリンカ2R以上、ラオニッチSF以上、チリッチorティエムorモンフィスorナダル優勝
(以下全てが成立)
4R⇒ラオニッチ4R以下+(チリッチ、ティエム、モンフィス、ナダル)F以下
3R⇒ラオニッチ3R以下+(チリッチ、ティエム、モンフィス、ナダル)F以下
2R⇒ラオニッチ3R以下+チリッチSF以下+(ティエム、モンフィス、ナダル、ベルディヒ)F以下
1R⇒ラオニッチ2R以下+チリッチSF以下+(ティエム、モンフィス、ナダル、ベルディヒ)F以下
※錦織1R、ラオニッチ3Rの時は4660ptで並びますが、Mandatoryの獲得ポイントでラオニッチが140pt上回るのでラオニッチが上位となります。
5位条件
(以下の条件のうち2つ成立)
SF⇒ワウリンカF以上orチリッチ優勝、ラオニッチF以上
QF⇒ワウリンカ2R以上、ラオニッチSF以上、チリッチorティエムorモンフィスorナダル優勝
(以下の条件のうち1つだけ成立)
4R⇒ラオニッチQF以上、チリッチorティエムorモンフィスorナダル優勝
3R⇒ラオニッチ4R以上、チリッチorティエムorモンフィスorナダル優勝
2R⇒ラオニッチ4R以上、チリッチF以上、ティエムorモンフィスorナダルorベルディヒ優勝
1R⇒ラオニッチ3R以上、チリッチF以上、ティエムorモンフィスorナダルorベルディヒ優勝
6位条件
(以下の条件のうち3つ成立)
QF⇒ワウリンカ2R以上、ラオニッチSF以上、チリッチorティエムorモンフィスorナダル優勝
(以下の条件のうち2つ成立)
4R⇒ラオニッチQF以上、チリッチorティエムorモンフィスorナダル優勝
3R⇒ラオニッチ4R以上、チリッチorティエムorモンフィスorナダル優勝
2R⇒ラオニッチ4R以上、チリッチF以上、ティエムorモンフィスorナダルorベルディヒ優勝
1R⇒ラオニッチ3R以上、チリッチF以上、ティエムorモンフィスorナダルorベルディヒ優勝
7位条件
(以下の条件のうち3つ成立)
2R⇒ラオニッチ4R以上、チリッチF以上、ティエムorモンフィスorナダルorベルディヒ優勝
1R⇒ラオニッチ3R以上、チリッチF以上、ティエムorモンフィスorナダルorベルディヒ優勝
分かりにくいと思いますので少しまとめます。
錦織が勝ち上がれば無条件で確定する順位です。
3R⇒6位以上確定
SF⇒5位以上確定
準優勝⇒4位以上確定
優勝⇒3位確定
つまり、決勝に上がれば4位以上が確定します。(準優勝でも3位になれる可能性大)
また、3位になるためにはQF以上が最低条件となります。(それ以下ならワウリンカを上回れない)
初戦のクズネツォフはノーシードの中では手強い相手(今週の大会でもSF)ですし、順当なら4Rでフェデラーorベルディヒ、QFでマレーという相当タフなドローを引いてしまいましたが、まずはマレーまでたどり着いてほしいです。
マレー撃破ということになれば、おのずと優勝が見えてくると思います。(そこまでの勝ち上がり方も重要ですが…)
ではそれ以外の上位選手に関して。
マレー⇒1位or2位
SF以上なら自力で1位キープ、QF以下でもジョコビッチが優勝しない限りは1位です。
過去5回の準優勝があり、うち4回はジョコビッチに敗れています。
6度目の正直となれば、生涯グランドスラムに王手をかけることになりますが果たして…
ジョコビッチ⇒1位or2位
優勝かつマレーQF以下の場合のみ1位に返り咲くことができます。
それ以外の場合は2位をキープです。
ちなみに今大会No.1迷惑ノーシード、ベルダスコと1回戦で当たります。
ベルダスコにとっては2年連続BIG4撃破なるか、ジョコビッチにとってはリオ五輪の悪夢を払拭できるか、見ものです。
ここ6年で5度の優勝を誇る全豪の「絶対王者」が3連覇、そして単独最多となる7度目の優勝を狙います。
ワウリンカ⇒3位~6位。
優勝なら自力3位。
準優勝なら4位以上が確定、SFなら5位以上が確定します。(錦織とほぼ同条件)
ただ、ワウリンカは1コケさえしなければ錦織、ラオニッチともSF以上でないと抜かれず、それ以下の選手は優勝が必須条件なので、4位以内をキープできそうです。
錦織ほどではないものの、順当なら4Rキリオス、QFチリッチというタフなドロー。
錦織、ラオニッチとの差を広げることはできるのでしょうか。
ラオニッチ⇒3位~7位
優勝なら自力3位。
準優勝なら4位以上が確定しますが、SFなら6位の可能性もあります。
ワウリンカを上回るには最低SFが必要、錦織を上回るには錦織より上のラウンドまで勝ち進むことが必要です。
順当なら4Rでアグ、QFでモンフィスorナダルと当たります。
グランドスラムで最も勝率がよく、去年もSFと相性のいい全豪でGS初タイトルを狙います。
それ以下では6~9位争いが熾烈。
暫定6位チリッチと暫定9位ナダルとの差は330pt。
チリッチは順当なら3Rでトミック、4Rでツォンガ、QFでワウリンカorキリオスと当たるなかなかタフな組み合わせ。
ティエムにとってはキャリアハイの6位に上がれるチャンスです。(シードキープにあたるQF以上が必須)
モンフィスとナダルは順当にいけば4Rで当たる組み合わせとなっており、8位以内を巡る争いに大きな影響を与えそうです。
また、ゴフィンはキャリア初のTop10入りが目の前に。
暫定10位ベルディヒとの差はわずかに130ptで、今までで一番近い位置にいるのではないでしょうか。
そのベルディヒは先述のように3Rでフェデラー、4Rで錦織と当たる厳しい組み合わせ。
ゴフィンは順当なら4Rで当たるティエムに勝てば、Top10入りが現実味を帯びてきます。
その下のキリオスにもTop10入りのチャンスがあります。
順位を落とさなければキャリアハイの13位の更新はできますし、強者ぞろいのワウリンカ山を勝ち上がってSFまで行けるようなことがあれば、Top10入りも見えてきます。
さらに、キャリアハイ(カッコ内)更新が狙えそうなのは暫定14位アグ(13位)、暫定15位プイユ(15位)、暫定19位ソック(20位)、暫定20位クエバス(19位)、暫定22位ズベレフ(20位)、暫定24位ラモスビノラス(26位)、暫定25位ミュラー(28位)、暫定26位カレノブスタ(30位)と結構います。
個人的には今週優勝してTop20を達成したソック、10代での10位台達成がかかるズベレフ、そして今週の優勝で33歳にしてキャリアハイを更新したミュラーに注目しています。
フェレールは暫定27位で、このままだと約12年ぶりとなる20位台後半にランキングを落とすことになってしまいます。
前哨戦の結果も芳しくありませんでしたが、最低でも同門のアグに勝って、ラオニッチと当たるであろう4Rまでは勝ち進みたいところです。
そしてフェデラーは暫定31位。
もし30位台となれば、なんと約16年ぶりになります。
ホップマンカップには出ましたが、まだどのくらい戻っているかは未知数ですし、3Rからはベルディヒ、錦織、マレーと骨のある相手が続きます。
個人的には4Rで、2年前のファイナル以来となる錦織vsフェデラーが見たいのですが、お互いにしっかりと勝ち上がってこれるでしょうか。
ということでいよいよ本戦がスタートする全豪オープン。
優勝争いはもちろんですが、ランキングを巡る争いもそれぞれのランキング帯で熾烈です。
その中でだれが抜けだすのかに注目しても面白いかもしれません。
次回はベスト16が出そろうセカンドウィーク前あたりを目途に再試算してみたいと思います。