先週の3大会とエントリーランキング(2017/2/20)
こんばんは、ch191です。
今回も先週の振り返りと、2/20付のエントリーランキングについて。
ではまずは先週の大会を振り返りたいと思います。
先週は500が1大会、250が2大会の3大会が行われました。
500のロッテルダムでは、ツォンガが1年5カ月ぶりの通算13勝目を挙げました。
また、準決勝ベルディヒ戦で、節目となるツアー通算400勝を達成しました。
ワウリンカ、ナダルの欠場があったとはいえ、QFからチリッチ、ベルディヒ、ゴフィンを連破しての優勝なので、非常に価値があります。
昨年はTop10と10位台を行ったり来たりしていましたが、全豪もQFでしたし、この調子ならTop10に再び定着できるかもしれません。
一方、敗れたゴフィンは決勝6連敗となりましたが、QFでは因縁の相手、ディミトロフに3度目の正直で勝ちました。
昨年繰り上がりながらファイナルの舞台を経験したことが、今季ここまでの好調さにつながっているのかもしれません。
今年は自力でファイナルの切符をつかめるでしょうか。
第1、第2シードのチリッチとティエムはそろってQF敗退。
チリッチはいまだ、不調から抜け出せずにいます。
ティエムは初戦で前週優勝のA.ズベレフに勝ちましたが、エルベールに敗れてQF止まり。
いまだ調子が上がってきませんが、どこかで休まないのでしょうか…
250のブエノスアイレスではドルゴポロフが錦織を破って、4年半ぶりの通算3勝目を挙げました。
全試合ストレート、かつ1,2,4シードを破っての優勝で、復活を印象付けました。
昨年はケガでの離脱もあり、わずか17勝しか挙げられませんでしたが、かつては13位まで上がってこともある実力者。
この1勝をきっかけに、再びTop30に返り咲くことができるでしょうか。
錦織はゴフィンと同じく、決勝6連敗となってしまいました。
結果だけを見れば、クレー初戦で準優勝というのは悪くはないのですが、完全アウェーの苦しい試合をものにして決勝まで上がってきただけに、「優勝」という目に見える結果が欲しかったのも事実。
1大会だけを見て判断するのも早急かなと思うので、今週のリオでの戦いに期待したいと思います。
ちなみに、前週キトのファイナリスト2人(ブルゴスとロレンツィ)はそろって初戦敗退。
おっさん(失礼)に連戦はやはり厳しいということでしょうかね。
250のもう1大会、メンフィスではシード勢がQFまでにすべて姿を消すという荒れた展開の中、地元アメリカのハリソンが24歳にしてツアー初優勝を飾りました。
弱冠20歳でTop50に入るなど、将来を嘱望されていた1人でしたが、ここ数年は100位台で低迷を続けていました。
しかし、今年は1月のチャレンジャー大会で優勝を果たし、今大会では2回戦で第3シードのクエリーにわずか4ゲームしか与えず圧勝するなど、全試合ストレートで頂点に駆け上がりました。
同い年で昨年ブレイクしたソックに先を越された感はありますが、まずはTop30に入っていけるかどうか、注目していきたいと思います。
そのハリソンに決勝で敗れたバシラシビリですが、前週のSFに続き、2週連続で好成績を収めました。
2Rでは第1シードのカルロビッチを撃破しており、2週連続で第1シードに勝っています。(前週はティエム)
昨年まではツアーレベルで通算12勝しか挙げていなかった選手ですが、今年は早くも9勝。
覚醒した感がありますが、この調子はどこまで続くのでしょうか。
西岡は2Rで巨人イスナーからセットを奪いながらも逆転負け。
ただ、イスナーからブレイクを奪ったことは間違いなく自信になるでしょうから、今後に期待したいところです。
それでは2/20付のエントリーランキングです。
ゴフィンがついにキャリア初のTop10入りを果たしました。
3月に大きな失効が控えているので、今のうちにさらに稼いでおきたいところでしょうか。
また、優勝したツォンガも3つ上げて11位に。
10位ゴフィンとの差はわずか15ptで、Top10復帰は時間の問題でしょう。
先週挙げた7~12位のポイント差は545ptからさらに詰まって265ptという大混戦になっています。
そんな中、ティエムは今週優勝できなければ、来週Top10から陥落が決まってしまう厳しい状況になっています。
カレノブスタ、ラモスビノラス、ミュラーはいずれもキャリアハイを1つ更新し、それぞれ24位、25位、27位になりました。
カレノブスタには来週150ptの失効があるため、ラモスビノラスはさらにキャリアハイを更新するチャンスです。
一方、フェレールは初戦敗退に終わって29位までランクダウン。
この表から消える、なんてことにならなければいいのですが…
31位以下では優勝したハリソンが19人を抜いて、キャリアハイタイとなる43位にジャンプアップ。
同じく優勝したドルゴポロフは16人を抜いてTop50に返り咲きました。(来週は180ptの失効があるため、先週の順位ぐらいに戻る可能性もありますが)
準優勝のバシラシビリは14人を抜いて、キャリアハイをさらに更新する53位に。
2週間でなんとキャリアハイを33も更新したことになります。
予選から勝ち上がってロッテルダムSFのエルベールは41人をごぼう抜きし、キャリアハイを5更新する68位に。
ダブルスではマユとのペアで、ウィンブルドンと全米のタイトルを取っており、現在でも2位ですが、シングルスでも成績を残しつつあります。
ということで、錦織の1年ぶりの優勝は持ち越しとなった先週でしたが、今週は500のリオデジャネイロに舞台を移し、再び優勝を目指します。
またも地元勢が初戦で少し嫌な感じですが、今後のためにもやはり優勝したいところです。
錦織初優勝の思い出の地、デルレイビーチではメンフィス同様ビッグサーバーが多め。
本命はやはり第1シードラオニッチでしょうが、今季初戦で、昨季の同大会はケガからの復帰戦でもあったデルポトロにも注目。
日本からは西岡、サンティランの2人が本戦に出場します。
マルセイユはシード8人中6人いる地元フランス勢がやはり中心になりそう。
昨年覇者のキリオスの状態がどこまで戻っているのかも気になるところです。
今週も目が離せません。