先週の3大会とエントリーランキング(2017/2/27)
こんばんは、ch191です。
今回も先週の振り返りと、2/27付のエントリーランキングについて。
ではまずは先週の大会を振り返りたいと思います。
先週は500が1大会、250が2大会の計3大会が行われました。
500のリオデジャネイロでは、錦織を含むシード5人が初戦敗退となる波乱の中、決勝でティエムがカレノブスタを下し、昨年6月以来の通算8勝目を挙げました。
これで決勝では8勝2敗で勝率8割と、無類の強さを誇っています。
また、クレーではこれが6勝目と、やはり相性が良いことを示しました。
全豪後、やや不調気味だったティエムですが、ディフェンディングチャンピオンとして迎えるアカプルコに弾みをつけた形になりました。
一方敗れたカレノブスタですが、昨年からの好調を維持しているという印象です。
昨年は年初67位でしたが、ツアー初優勝を含む2勝を挙げ、一気に30位まで上がってシーズンを終えていました。
ベテランの活躍が目立つスペイン勢の中ではまだ若い25歳で、今後も活躍が期待されます。
そして先述の通り、錦織は地元ベルッチに敗れて初戦敗退となりました。
世間では全仏に向けて悲観的な見方が多くなっていますが、私はどちらかというとプラスにとらえています。
なぜなら、これが欧州クレーシーズンではないからです。
本番がそこであると考えれば、まだ1カ月以上の期間があります。
それだけあれば、今回の2試合でよかったところ、よくなかったところをしっかり陣営で精査することができるはずです。
今回の2敗を無駄にしないためにも、欧州クレーシーズンで好成績を残すための糧としてほしいと思います。
250のデルレイビーチでは、地元ソックが今季2勝目となる通算3勝目を挙げました。
デビスカップ以来の試合となったソックでしたが、決勝まですべての試合をストレートで勝ち上がるなど、好調を維持しているようです。
今週のアカプルコにも参戦しますが、面白い存在になりそうです。
そのソックと決勝で対戦するはずだったラオニッチは、SFでハムストリングを痛めた影響で棄権となってしまいました。
昨年もケガに苦しんだ印象があるラオニッチですが、今年もそうなってしまうのでしょうか。
今週参戦予定だったアカプルコを欠場し、インディアンウェルズに備えるようですが、果たして間に合うのでしょうか。
そして、注目していたデルポトロはSFまで勝ち上がり、ラオニッチにストレートで敗れました。
ただ、復帰戦としてはまずまずの結果だったと言えます。
今週のアカプルコでのプレーも注目です。
西岡は2Rでジョンソンに敗れましたが、2戦連続初戦を突破。
ツアーレベルでも徐々に戦えるようになっています。
今週のアカプルコも予選を突破して、本戦入りを果たしています。
初戦がソックと厳しいドローですが、頑張ってほしいです。
250のもう1大会、マルセイユでは地元フランス勢同士の決勝となり、ツォンガがプイユを下して2週連続優勝を飾りました。
そこまで楽なドローではありませんでしたが、見事に通算14勝目を地元で飾りました。
今年32歳を迎えるツォンガですが、フィジカルさえよければやはり強いですね。
一方敗れたプイユですが、年初から不調が続いていただけに、地元で復調の気配を見せました。
QFでは若手有望株のメドベデフ、SFでは同胞の先輩ガスケに勝利しての準優勝なので、なかなか価値があると思います。
今週のドバイで真価が問われそうです。
そして、昨年の覇者キリオスはSFでツォンガに敗れましたが、今大会ツォンガから唯一セットを奪うなど、全豪時からはよくなっているような感じです。
今週のアカプルコでは大暴れできるでしょうか。
それでは2/27付のエントリーランキングです。
2週で750ポイントを荒稼ぎしたツォンガがTop10に復帰。
ティエムは失効を丸々カバーし、順位は下げましたがTop10はキープすることができました。
ただ、依然として7~12位のポイント差は290ptと大混戦は続いています。
準優勝のプイユはキャリアハイタイとなる15位に。
優勝したソックはキャリアハイを1つ更新して18位まで上がりました。
準優勝のカレノブスタとSFのラモスビノラスは今週もキャリアハイを1つ更新し、それぞれ23位、24位に。
試合のなかったM.ズベレフはキャリア初となるTop30に入っています。
30位以下ではデルポトロが10人を抜いて32位まで戻ってきました。
リオQFのシュワルツマンはキャリアハイを更新して44位に。
メドベデフもキャリアハイを更新して57位。
そして、18歳にしてリオSFに入る活躍を見せたルードは75人を抜いて133位となりました。
今週はBIG4全員が登場する豪華な週となっています。
インディアンウェルズまで休む予定だったジョコビッチがワイルドカードでアカプルコに参戦。
そして何の因縁か、初戦を勝てば2Rでデルポトロと当たるドローとなっています。
第2シードにはナダル、さらには好調のゴフィンに、前週優勝で勢いに乗るティエムとソックもいます。
決勝はジョコビッチvsナダルになるのか、それともそれを阻止する者は現れるのでしょうか。
ドバイはマレーとフェデラーが登場。
2人ともトップハーフに入り、順当ならSFで当たる組み合わせとなっており、おそらくどちらかが決勝に残ってくるでしょう。
一方ボトムハーフは、すでにディフェンディングチャンピオンのワウリンカが初戦敗退を喫するなど、混戦という印象です。
南米クレーシーズン最終戦となるサンパウロは相変わらずクレーコーターがそろっています。
前週好成績のカレノブスタ、ラモスビノラスが1,2シードですが、絶対的な本命とは言えず、だれが勝ってもおかしくありません。
サンティラン晶も参戦しており、初戦でルードと10代対決です。
今週は特に、BIG4の動向に注目したいと思います。