いろいろな試算を少し本格的にやってみる。

気の向くまま、いろいろな試算をします。(ゆる~くではなくなってきたのでタイトルを変えました) 基本的にスポーツは何でも見ます。競技によっては人並み以上に知識もあります。 少しでも需要があればいいかなと思いますので、批判も含めたご意見・ご感想をお待ちしています。

先週の3大会とエントリーランキング(2017/3/6)

こんばんは、ch191です。

今回も先週の振り返りと、3/6付のエントリーランキングについて。

先週の振り返りについては、今回から少しレイアウトを変えたいと思います。(今までは字だらけで見づらかったと思いますので…)

大会名のあとに1~4シードと、結果を書きます。

ではまずは先週の大会を振り返りたいと思います。

先週は500が2大会、250が1大会の計3大会が行われました。

500 アカプルコ(1ジョコビッチ、2ナダル、3チリッチ、4ティエム)

W クエリー

F ナダル

SF チリッチ、キリオス

アカプルコで14連勝中のナダルに土をつけて、クエリーが約1年ぶりの通算9勝目を挙げました。

500での優勝は、500だったころのメンフィス以来で、実に7年ぶりのことです。

このところ成績が振るわず、Top30からも陥落していたクエリーですが、昨年のウィンブルドンではジョコビッチを破り、昨年の同大会でも錦織を破るなど、はまった時は本当に強いです。

地元で行われるMS2連戦にも期待できそうです。

一方敗れたナダルですが、SFまではすべてストレートで勝ち上がるなど、やはり調子は良さそうです。

次戦インディアンウェルズMSは過去3勝を挙げており、昨年も錦織を破ってSFと相性は抜群。

4年ぶりの優勝、あると思います。

キリオスはこれで2大会連続のSFとなりました。

しかも、QFでは初対戦のジョコビッチにストレート勝ち。

このパフォーマンスが続けば、今年中のTop10入りも現実味を帯びてきそうです。

そしてジョコビッチですが、キリオス戦の第2セット5-6からのサービスゲームでは4ポイント連続で落とすなど、らしからぬ負け方でした。

ただ、2Rではデルポトロとの死闘を制しており、復調の兆しも見せています。

昨年連勝を果たしたこの3月MSが、今後を占う重要な戦いになりそうです。

また、西岡の活躍も光りました。

1Rでは前週優勝のソックを逆転で破り、2Rもトンプソンにフルセットで勝って500初のベスト8。

敗れたQFでも2セットともナダルから先にブレークを奪うなど、非常に可能性を感じさせる内容でした。

今季は出場したのが全てツアーレベル以上の大会で、しかもデビスカップ以外は初戦負けがありません。(ブリズベンは予選を勝ち上がって、1R負け)

まだ21歳、更なる飛躍に期待したいです。

500 ドバイ(1マレー、2ワウリンカ、3フェデラー、4モンフィス)

W マレー

F ベルダスコ

SF プイユ、ハーセ

マレーが大会初優勝となる通算45勝目を挙げました。

QFではコールシュライバーに7度もマッチポイントを握られるという苦しい場面もありましたが、MSに向けて弾みがつく優勝となりました。

インディアンウェルズMSは昨年3R敗退で、モンテカルロを除くと現行のMSで唯一優勝がないなど相性は決して良くないですが、今のマレーならそんな相性など関係なく勝ち上がっていきそうな気がします。

ベルダスコはアグ、モンフィスという実力者を破って5年ぶりとなる500決勝まで進みました。

33歳となった今でも強烈なフォアハンドは健在で、マレーからも先にブレークを奪いました。(惜しむらくは第1セット第8ゲーム、自サーブ40-0から5連続でポイントを失いブレークされたところ)

コールシュライバーやハーセもそうですが、今大会はベテラン勢の活躍が目立ちました。

プイユは前週の準優勝に続いてまたも好成績。

QFで当たるドローだったフェデラーが2Rで敗れるというラッキーもありましたが、状態はかなり上向きと見ていいでしょう。

MSも期待が持てます。

一方、スイスの2人、ワウリンカは初戦敗退、フェデラーは2R敗退となりました。

2人とも優勢に試合を進めていたのに逆転されるという、少し年齢を感じさせるような負け方でした。

MSではどうなるのでしょうか。

250 サンパウロ(1カレノブスタ、2ラモスビノラス、3クエバス、4ソウザ)

W クエバス

F ラモスビノラス

SF カレノブスタ、ソウザ

クレーの大会にしては珍しく、上位4シードが順当にSFまで勝ち上がるという展開の中、2日がかりの決勝を制したのはクエバスでした。

昨年の同大会以来のツアー優勝で、これでサンパウロは3連覇。

通算6勝のうち半分の3勝をサンパウロで挙げたことになります。

今年は初戦敗退が続くなど不調でしたが、昨年連勝を飾った南米クレーシーズンでようやく本来の力を発揮することができました。

ラモスビノラスは前週のSFに続いて今週も準優勝。

南米クレーシーズンに4週連続で参戦して全てQF以上、3試合でSF以上と安定した成績で、計465ptを稼ぎました。

昨年の全仏でもベスト8に入っており、クレーとの相性の良さを見せました。

カレノブスタも南米クレーシーズンに3週連続参戦で全てSF以上、計480ptを稼ぎました。

クレーのタイトルはまだ持っていませんが、欧米クレーシーズンも期待できそうです。

それでは3/6付のエントリーランキングです。

ドバイで優勝したマレーはジョコビッチとの差をさらに広げて、No.1の座を強固なものにしつつあります。

アカプルコでSFに入ったチリッチがツォンガと入れ替わってふたたび7位に浮上。

依然としてTop10前後は大混戦です。

先週の活躍組では、アカプルコ優勝のクエリーが14人抜きで約3年半ぶりの水準となる26位に。

また、ドバイ準優勝のベルダスコも約2年半ぶりに20位台に復帰し、サンパウロ優勝のクエバスも陥落からわずか1週でTop30に返り咲きました。

31位以下ではアカプルコSFのハーセが19人を抜いて47位になり、Top50に復帰。

そして、アカプルコQFの西岡はキャリアハイを12も更新して70位になりました。

年初の目標としていた「ランキング60位台」はもう目前ですし、「グランドスラム3回戦進出」も現実味を帯びてきました。

MSダイレクトインなど、目標を上方修正して、もっともっと上を目指してほしいです。

一方、フェレールはついにこの表から消えてしまいました。

Top30陥落はなんと2005年以来、12年ぶりのこと。

この数字を出すだけでも彼の偉大さが分かりますが、もう一花咲かせてほしいと願うのは私だけではないはずです。

ということで、いよいよ今年最初のMSであるインディアンウェルズMSが開幕を控えます。

錦織は昨年、QFでナダルに敗れましたが、今年はラオニッチの欠場により第4シードになる見込みのため、SF以上の成績を期待したいところです。(ちなみにチャンコーチは3回の優勝経験がある)

その他日本勢では、西岡と添田が予選から本戦出場を目指します。

今年最初のGS、全豪オープンでは波乱が相次ぎましたが、このインディアンウェルズでもジャイアントキリングを起こす猛者は現れるのか。

そして、大きな大きな1000ptを手にするのは誰になるのでしょうか。