10/16!波乱のマイアミ2R
こんにちは、ch191です。
本当はマイアミ中に投稿する予定はなかったのですが…
タイトルの数字ですが、10月16日という意味ではもちろんありません。
これはボトムハーフのシードダウンです。
つまり、シード勢16人中6人しか勝っていないということです。
昨年のマイアミは初戦シードダウンは8/31。(ドロー後欠場があったため分母が31)
そう、まだ今大会は2Rの半分しか消化していないにもかかわらず、すでに昨年のシードダウンの数を上回っているのです。(ちなみに先日のインディアンウェルズは7/32)
さらに、シードダウンしたのは下位シードばかりというわけでもなく、ディミトロフやカレノブスタなど、レースランキング上位の選手も含まれています。
一方で、数少ないシードキープできた選手はというと…(カッコ内はシードナンバー)
錦織(2)⇒ブレークピンチすらない快勝
ラオニッチ(3)⇒ストレートで勝ったものの、第2セットでは先ブレークから追いつかれる
ナダル(5)⇒被ブレーク0で快勝
ソック(13)⇒相手棄権で勝ったものの、それまでは2-4と1ブレークダウン
ベルダスコ(15)⇒ストレートで勝ったものの、第1セットではセットポイントを6度も握られる
コールシュライバー(26)⇒フルセットで勝ったものの、最終セットでは2ブレークダウンから2度のSFMをしのぐ
ということで、錦織とナダル以外は勝ったものの苦戦したという印象があります。
そもそもマレーとジョコビッチ、さらにはツォンガ、モンフィス、ガスケというフランス上位勢が欠場しており、戦前から波乱の予感はあったのですが、ここまでシードダウンが続出すると予想していた人は少ないと思います。
そんな中で日本勢の2人ですが、錦織は文句のつけようがない快勝と言っていいでしょう。
次のベルダスコは過去2勝2敗で、2勝ともフルセット勝ちという難敵ですが、上記の通りあっさり勝ち上がって来れたわけではありません。
出来れば初のストレート勝ちといきたいところです。
ちなみに、錦織山はベルダスコ以外のシード勢が全滅(!)しており、勝てばQFまでシードと当たりません。
西岡はリードしていただけに棄権は残念でしたが、これからのことを考えれば賢明な判断だったと思います。
クレーシーズンに参戦できそうであれば、まずはツアーレベルでのクレー初勝利を期待したいです。
さて、トップハーフのシード勢16人はどうなるのでしょうか。
負の連鎖は続くのか、それともボトムハーフと対照的な展開となるのか。
波乱のマイアミは、まだ始まったばかりです。