先週の大会と各種ランキング(2017/4/24)
こんにちは、ch191です。
またまた遅くなりましたが、今回も先週の振り返りと、4/24付の各種ランキングについて。
ではまずは先週の大会を振り返りたいと思います。
先週はモンテカルロMSが行われました。
1000 モンテカルロ(1 マレー、2 ジョコビッチ、3 ワウリンカ、4 ナダル)
W ナダル
F ラモスビノラス
SF ゴフィン、プイユ
QF ジョコビッチ、チリッチ、クエバス、シュワルツマン
上位4シードのうち、3人がQFまでで敗退する中、唯一残ったナダルがモンテカルロ10回目の優勝を果たしました。
同一大会V10は史上初。
節目となる通算70勝目であり、前人未到のクレー50勝目という、記録づくめの優勝となりました。
決勝は同胞のラモスビノラスを相手に、ブレークチャンスを1度も与えない完勝でした。
昨年はモンテカルロ、バルセロナこそ勝ったものの、手首の故障に泣かされて全仏では棄権に終わったクレーキング。
今年は無双ぶりを発揮しそうな、そんな予感が十分漂っています。
ラモスビノラスは自身初のMS決勝に進み、準優勝でした。
3RではNo.1のマレーを破り、その後もチリッチ、プイユと強豪を相手にフルセットで競り勝ち、決勝まで駆け上がりました。
スペイン勢らしいクレーコーターで、28歳にして昨年挙げた初優勝もクレー。
昨年の全仏でもソック、ラオニッチを破ってGS初のQFに入っており、今年の南米クレーシーズンでも好調でした。
バルセロナ以降も楽しみな存在です。
ゴフィンはMSでは3度目、クレーMSでは初のベスト4となりました。
QFでは5連敗中だったジョコビッチに初めて勝ち、ナダルへの挑戦権を得ました。(実はナダルとはこれが初対戦)
しかし、例の「大誤審」もあり、ゴフィンにとっては後味の悪い敗戦となってしまいました。
ただ、それまでは非常に質の高いプレーを続けていたのは紛れもない事実。
自信を持って、今後のクレーシーズンも戦ってほしいです。
プイユはMSで2度目のベスト4。
LLから大躍進を果たした昨年のローマ以来です。
QFではクレー巧者のクエバスを相手にベーグルを焼くなど、再びクレーとの相性の良さを見せました。
今年は昨年後半のような勢いがないかなと思っていましたが、この躍進をきっかけに、再びクレーシーズンで輝けるでしょうか。
それでは4/24付のエントリーランキングです。
上位3人はいずれも早期敗退に終わり、ほとんどポイント差は変わらず。
優勝のナダルはバルセロナ失効分を見事にカバーして1週で5位に返り咲きました。
不出場の錦織はふたたび7位に。
昨年準優勝のバルセロナは手首の故障によりスキップ。
本当に「大事を取って」の欠場ならいいのですが…マドリード以降のプレーに要注目です。
SFのゴフィンはTop10に返り咲き。
インディアンウェルズ、マイアミで合わせて720ptの失効があったので、もう少しかかるかなと思っていたのですが、改めて存在感を見せました。
同じくSFのプイユはキャリアハイをまた更新して14位になりました。
先述のローマの失効がありますが、クレーで結果を残し続ければTop10が視野に入ってくるかもしれません。
準優勝のラモスビノラスはキャリア初のTop20入りを果たしました。
さらなるキャリアハイ更新にも期待です。
31位以下ではQFのシュワルツマンがキャリアハイを7つ更新して34位に。
西岡と同じく小柄ということもあり、ひそかに応援している1人です。
次にレースランキングです。
全仏までに逆転するのは間違いなさそうです。
SFのゴフィンは4位に浮上。
自力ファイナルへ、好位置をキープしています。
準優勝のラモスビノラスは9人抜いて一気に9位に。
SFのプイユはなんと22人抜きで14位に浮上しています。
また、QFに入った4人も軒並みジャンプアップしています。
では最後に、Race to Milanです。
3Rでナダルに敗れたものの、ズベレフが首位を堅守。
チャレンジャー3勝目を挙げたティアフォーは5位に浮上しています。
また、欄外ではチャレンジャーで3度目のSF進出を果たしたサンティラン晶が40ptを獲得し、10人を抜いて21位に浮上しています。
さて、今週は500のバルセロナと250のブダペストが開催中。
バルセロナは錦織が欠場となったものの、マレーの参戦が急きょ決まり、地元スペイン勢を中心になかなか豪華な顔ぶれとなっています。
そんな中、LLで本戦入りした杉田がロブレド、ガスケを連破する快進撃を見せています。
今日の相手は今年好調のカレノブスタですが、勝てない相手ではないと思います。
ハンガリー初のツアー大会となるブダペストは中上位の選手がひしめき合う混戦模様。
栄えある初代チャンピオンとなるのは誰になるのでしょうか。