いろいろな試算を少し本格的にやってみる。

気の向くまま、いろいろな試算をします。(ゆる~くではなくなってきたのでタイトルを変えました) 基本的にスポーツは何でも見ます。競技によっては人並み以上に知識もあります。 少しでも需要があればいいかなと思いますので、批判も含めたご意見・ご感想をお待ちしています。

男女シングル GPファイナル進出条件まとめ

こんばんは、ch191です。

今回は男女シングルのファイナル進出条件を整理していきたいと思います。

 

まずは男子。

現在のポイント表です。

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宇野、コリヤダの2人のみがファイナル進出を決めており、まだ4つも枠が残る異例の展開。

現在ファイナル進出の可能性を残しているのは暫定3位~6位までのブラウン、フェルナンデス、ジー、サマリンの4人と、最終戦に出場するチェン、ボロノフ、金博洋、リッポン、ヘンドリックスの5人の計9人です。

終戦に出場する選手のうち、以下の4名は、以下の条件をクリアすれば自力でファイナル進出を決められます。

 

チェン、ボロノフ⇒4位以上

金博洋、リッポン⇒3位以上

 

では、それ以下の場合どうなるかを考えてみます。

 

①チェン(ボロノフ)が5位(暫定3位⇒4人に抜かれなければOK)

以下の条件がすべて成り立たない限りファイナル進出(ボロノフの場合はカッコ内を参照)

 

ヘンドリックス⇒1位 かつ チェンのスコア+56.49以上(ボロノフのスコア+33.82以上)

金博洋⇒2位or3位

リッポン⇒2位or3位

ボロノフ(チェン)⇒4位

 

ヘンドリックス1位の可能性が限りなく低いので、5位でも実質問題ありません。

 

②チェン(ボロノフ)が6位

この場合スコアによって分岐します。(暫定4位フェルナンデスとスコア比較)

a) チェン242.99以上(ボロノフ265.66以上)(暫定4位⇒3人に抜かれなければOK)

以下の条件のうち成立が2つ以下でファイナル進出(ボロノフの場合はカッコ内を参照)

b) チェン242.97以下(ボロノフ265.64以下)(暫定5位⇒2人に抜かれなければOK)

以下の条件のうち成立が1つ以下でファイナル進出(ボロノフの場合はカッコ内を参照)

 

ヘンドリックス⇒1位

金博洋⇒4位以上

リッポン⇒4位以上

ボロノフ(チェン)⇒5位以上

 

フェルナンデスと同点になる場合はややこしいので省略します。

ヘンドリックス以外の条件はそこまで厳しくないので、aなら可能性がありますが、bなら絶望的です。

ただボロノフに関しては、6位で265.66以上になることは考えにくいです。

ちなみに7位以下になってしまうと可能性が0になります。

チェン、ボロノフにとっては5位以上が基準になりそうです。

 

③金博洋(リッポン)が4位

この場合スコアによって分岐します。(暫定3位ブラウンとスコア比較)

a) 金博洋242.62以上(リッポン245.11以上)(暫定3位⇒4人に抜かれなければOK)

以下の条件のうち成立が3つ以下でファイナル進出(リッポンの場合はカッコ内を参照)

b) 金博洋242.60以下(リッポン245.09以下)(暫定4位⇒3人に抜かれなければOK)

以下の条件のうち成立が2つ以下でファイナル進出(リッポンの場合はカッコ内を参照)

 

ヘンドリックス⇒1位

チェン⇒5位以上

ボロノフ⇒5位以上

リッポン(金博洋)⇒3位以上

 

ヘンドリックス1位は考えにくいので、aならばほぼ確実、bならば微妙になります。

 

④金博洋(リッポン)が5位(暫定5位⇒2人に抜かれなければOK)

以下の条件のうち成立が1つ以下でファイナル進出(リッポンの場合はカッコ内を参照)

ヘンドリックス⇒1位 または 2位で金博洋のスコア+27.18以上(リッポンのスコア+24.69以上)

チェン⇒6位以上

ボロノフ⇒6位以上

リッポン(金博洋)⇒4位以上

 

ヘンドリックス以外の条件が厳しくないので、これではほぼ絶望的と言えます。

よって、金博洋とリッポンは4位以上で、かつブラウンを上回れるかどうかがカギとなりそうです。

 

ヘンドリックスは1位なら可能性が大いにありますが、2位なら絶望的です。

 

では、暫定3位と4位にいる、ブラウンとフェルナンデスの条件を確認します。(ジーとサマリンはかなり可能性が低いので考えない)

 

ブラウンは4人に抜かれなければいいので、以下の条件のうち成立が3つ以下でファイナル進出です。

 

チェン⇒5位以上

ボロノフ⇒5位以上

金博洋⇒3位以上 または 4位242.62以上

リッポン⇒3位以上 または 4位245.11以上

ヘンドリックス⇒1位

 

ヘンドリックス以外の4つの条件がなんとも微妙です。

金博洋、リッポンがともに表彰台に立てるかどうかがカギとなりそうです。

 

フェルナンデスは3人に抜かれなければいいので、以下の条件のうち成立が2つ以下でファイナル進出です。

 

チェン⇒5位以上 または 6位242.99以上

ボロノフ⇒5位以上 または 6位265.66以上

金博洋⇒4位以上

リッポン⇒4位以上

ヘンドリックス⇒1位

 

考えられるのはリッポン5位、ボロノフ6位265.64以下のパターンぐらいでしょうか。

かなり可能性が低いと言わざるを得ません。

 

ということで実質的な条件をまとめると以下の通りです。

 

チェン⇒5位以上

ボロノフ⇒5位以上

金博洋⇒4位242.62以上

リッポン⇒4位245.11以上

ヘンドリックス⇒1位

ブラウン⇒金博洋、リッポンの少なくとも一方が表彰台に立てない

 

では女子に移ります。

現在のポイント表です。

 

 

 

こちらはソツコワまでの5人がファイナル進出を決めており、残る枠はたったの1つ。

ファイナル進出の可能性があるのは暫定6位の樋口、最終戦に出場するツルスカヤとワグナーの計3人です。

ツルスカヤ、ワグナーはともに優勝すれば自力でファイナル進出を決められますが、3位以下の場合は可能性がなくなります。

では2位の場合どうなるでしょうか。

 

①ツルスカヤ2位の場合

 

ワグナー以外が優勝 かつ スコアが209.51以上

 

②ワグナー2位の場合

 

ツルスカヤ以外が優勝 かつ スコアが235.76以上

 

ツルスカヤはありえますが、ワグナーはありえないスコアです。

よって、ワグナーの条件は実質優勝しかないと見てよいでしょう。

 

逆に、樋口のファイナル進出条件は以下の通りです。

 

ツルスカヤ2位209.49以下 かつ ワグナー2位以下

 

よって、カギを握るのはツルスカヤ、ワグナー以外の実力者である宮原、ポゴリラヤ、デールマン。

PBでは拮抗しているため、だれが勝ってもおかしくありません。

 

ちなみにケガをしているメドベデワが仮に出場を辞退した場合は、樋口はほぼ確実となり、宮原にも優勝で可能性が生まれることになります。(ワグナー、ツルスカヤがともに3位以下になることが条件)

3年前にも補欠1番目の本郷が、ゴールドの欠場で繰り上がって出場したということがありましたが、今回はどうなるでしょうか。

 

ということで、GPシリーズもいよいよ最終戦

男子はトップ選手に波乱が相次ぎ、最後まで混戦模様、女子は超ハイレベルな戦いが続く中で迎えます。

名古屋に集う6名の顔ぶれは、果たしてどうなるのでしょうか。